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【金4・銀2・銅2】第69回ジュニア・ユース国際ボクシングトーナメント“故ゲルゲリー・ボルネミッサ記念大会”(試合戦評)

更新日: 2019年6月18日
標記のことにつきまして,下記のとおり,戦評をいただきましたので,ご紹介させていただきます。
派遣期間2019/06/092019/06/18
開催地ハンガリー
会場Ferenc Kemeny Sport Hall
場所エゲル市

 

試合結果・戦評6月11日
階 級 氏 名 試合結果 対戦相手
ジュニア男子 46kg級 村田 碧 WP ハンガリー
WP5-0勝ち
初日の第1試合目で試合準備の流れもつかめていない中、初の国際大会とは思わせない素晴らしい動きを見せてくれた。序盤から村田のスピードに相手はついてこられず、左のリードパンチ、右ストレートなどが面白いようにあたる。中盤からはボディやフェイントも織り交ぜ、日本のジュニア世代のレベルの高さを知らしめる試合となったことと思う。
また、会場は冷房設備もなく、近年の国内大会では考えられないような暑さの中、最後まで動きが衰えず、日頃からしっかり練習していることがうかがえる内容で、日本のトップバッターとしてこれ以上ない最高のスタートとなった。(信本) 
ジュニア男子 57kg級 高橋 昴 WP ハンガリー
1R右のリードパンチを的確に当て、主導権を握る。左ストレートもクリーンヒットし、スタンディングダウンを奪う。試合が再開され、相手を追い詰めるもなかなかカウントを取らない。ここでややスタミナを消耗した感じではあったが、最後まで勇敢に攻め続けた高橋に勝利の女神は微笑んだ。
初めての海外試合で 決して良くない条件の中、勇敢に攻め続けた闘士を誉め讃えたい。(今岡) 
ジュニア男子 60kg級 田河 真羽 RSC ハンガリー
1R同じ、サウスポー、田河がプレッシャーを与え、コーナー、ロープへと詰め上下へと打ち分け、相手も大分と嫌がっていた、そこへまた、上下へと連打した所でレフリーがダウン、カウントを取り、ダメージが有ると判断しストップ、出だし良く1R RSC勝ち。 (高見)

 

ユース女子 51kg級 篠原 光 WP フランス
(WP5-0勝ち)

対戦相手は勇猛果敢な白人ファイター。
1Rにワンツーパンチで距離を把握した篠原は、追撃のボディ打ちも的確に当て始め、試合の流れを掴んだ。
2Rに連打の回転力をあげた篠原は完全にペースを握る。接近戦を挑む相手をジャブで突き放し、チャンスには多彩なコンビネーションを好打。
最終3ラウンドは暑さと疲労によって両者ともに体力を激しく摩耗したが、篠原が戦いの主導権を譲ることのないまま試合終了のゴングを聞いた。

篠原は国際大会デビュー戦勝利を飾った。

会場は想像以上の暑さだった。
体感温度は35℃ほどあったと思われる。
1メートルほど高い位置にあるリングはさらに温度が高かっただろう。
次戦は、選手の様子を観察しながら、試合前のウォーミングアップの内容と時間を調整したい。(篠原)

 

ユース男子 56kg級 松本 敬人 RSC カザフスタン
2R RSC負け
1R 相手はボクシング大国カザフスタンの選手だが、松本は臆することなく積極的に仕掛けていく。右ボディストレートや4つのコンビネーションもあたり、打ち終わりには左右に動くなど、上々の立ち上がりだった。相手も状況を打開しようと、スイッチや強いプレスで攻めてくるが、松本も最後まで動きを止めることなく、1R終了。
2R
劣勢を感じたのか、相手は序盤からさらにプレスを強めてきて、左のオーバーハンドをもらいダウンをとられてしまう。しかし松本はダメージを感じさせず、右のショートストレートを当て返すが、さらにプレスを強めてきた相手のスイッチしながらの上下の打ち分けや左右の連打に対応しきれなくなり二度目のダウンでストップ。
スピードや距離感など高いレベルにある選手に対して健闘した試合であった。(信本) 
ユース男子 64kg級 田中 空 WP カザフスタン
1R お互いにリードを出しながら相手の出方を見る展開。まず仕掛けたのは田中でオーソドックスで長身のカザフに対してボディーにヒット。田中のプレスにカザフは下がり始めるが、中盤から、田中のうち終わりにストレートをヒットされる。
2R 田中は焦らずに、カザフにプレスをかけて行く。打ち合いになる場面も多くなり、田中の右がヒットする。カザフのクリンチが目立つ。レフェリーは、カザフにワーニングを与える。3R、このラウンドで勝敗が決まるとセコンド陣は、判断し田中に激をとばす。田中は、プレスをかけながら、上下に打ち分けて攻める。しかし、カザフも離れ際にパンチを田中にヒットされる。
お互いに互角の内容であった。判定は0-3。田中のパンチがヒットし、カザフは、ダメージを受け、嫌がっていたが、カザフの長身から打つストレートを評価されたのか。悔しい敗退であった。(山本) 
ユース男子 69kg級 松久保 拓海 RSC タ イ
1R 松久保の左ストレートからの右の返しがヒット。ボディーへの左ストレートも良く当たり、このまま主導権を握り続けられるかと思ったが、徐々に相手のラフなファイトにペースを持っていかれる。
2R ペースを取り返すべく、積極的に先制パンチが欲しいところだが、どうしても相手の攻撃を待っ展開に。
松久保の左ストレートもヒットするが、次のパンチが出ない。焦りも手伝い徐々にスタミナを消耗してしまった。
3R 最後に反撃に出たが、相手の右ボディーアッパーを受けスタンディングダウンを奪われた。試合再開後 再びボディーを責め続けられたところでRSC。
1Rから積極的に攻め続けていればと悔やまれるが、コンディションも決して良く無かったのに最後まで頑張ってくれたと思う。(今岡) 
ユース男子 75kg級 仲野 玲 WP カザフスタン
1Rから積極的に攻めるが、パンチが大振り、足がついて行かない、上手く外され、バッティングされ、右目下が少し腫れ上がる、2Rも1Rと同様の感じだったが、時折、右フックも当たるが浅い、疲れて倒れたりする場面もあったが、相手も大分と疲れていた、1、2R相手のラウンド、最終R気持ちをしっかり持たせ行かせた、自分から攻めるが、左フックで引っ掛けられる、気迫でパンチを放つが、もう一歩の踏み込みが足らず、当たらずじまいの場面が多かった、この階級で、世界のカザフスタンに良く頑張った、0ー5のWP負け。(高見)

 

試合結果6月12日
階 級 氏 名 試合結果 対戦相手
ジュニア女子 48kg級 西中 結菜 RSC1R ハンガリー
1R西中が積極的に、左のリードから間合いを取り、素早いワンツーを放つ、ダウン、再開するが、速攻で連打して、ダウン、終わりかと思ったが、再開、また、攻め立て所でレフリーがストップして、速攻の1R RSC勝ち。(高見)

 

ジュニア男子 46kg級 村田 碧 WP アメリカ
1R
相手はUSAの選手で、小柄だが、パワーもあり連打もある選手。序盤は左のリードパンチを軸に、出入りで試合を組み立てていくが、USAの強引に振ってくるパワーパンチにしだいに対処できなくなり、ロープに詰められてはホールドを繰り返すようになる。随所でいいパンチも当たるが、攻められてホールドというのが印象が悪いか。
2R
村田は挽回を図り積極的に攻めるが、打ち合いになるとUSAのパンチの印象がよい。その後も1Rと同じような展開が続き、R終盤にホールドで減点。
3R
村田は状況を打開すべく攻め込むが、やはりUSAが一枚上手で、終盤にはカウントをとられるなど、最後まで攻略することができなかった。
USAはスピード、パワー、連打の回転など、非常に高いレベルの選手であり、そのような選手に対して最後まで諦めずに戦い抜いたことは村田選手の財産になったことと思う。(信本) 
ジュニア男子 50kg級 吉良 大弥 WP インド
1Rサウスポーのインド選手に対して、前の手の探り合い、先に仕掛けたは、吉良で右ストレート、相手の放つた左ストレートを外し、カウンターの右ストレート炸裂、僅かに吉良のラウンドか、2Rも同様の展開で有るが、プレッシャーを与えるのは、吉良で有るが、先に仕掛けるのは、インド選手であったが、ヒットは吉良か、3Rも同様の展開であったが、吉良からの先手攻撃で外しての右ストレートがヒット、強豪のインドに、WP勝ち。(高見)

 

ジュニア男子 57kg級 高橋 昴 WP ハンガリー
1R 常に自分の距離から右ジャブをクリンヒット。余裕が出てきたところでボディーにフェイントからの左ロングフックでスタンディングダウンを奪う。
2R 左ストレートのキレは衰える事なく再三ヒット。主導権は常に高橋のもの。相手も焦りからラフファイトを仕掛けてくるが、冷静に対処。
3R 相手のプレッシャーと疲れのせいか、ホールドが目立ちはじめたが、アッパーからの左ストレートなど多彩なコンビネーション でこのラウンドも高橋のものとたった。WP勝ち
昨日と違い環境への対応力。試合前のアップ等 自己管理能力があがっている。 (今岡) 
ジュニア男子 60kg級 田河 真羽 RSC1R ハンガリー
昨日と同じく、スタートから積極的に手を出す田河。ロープに詰めて上下の打ち分けなど連打すると、相手は防戦一方となり、カウント。再開後、再び連打でカウントをとり、あっという間に試合終了となった。(信本)

 

ユース女子 51kg級 篠原 光 WP オランダ
(WP5-0勝ち)
対戦相手は長身の白人ファイター。
170cm以上ある高さから打ちおろす右ストレートと死角から飛んでくる多彩な左フックが脅威。
1R開始当初、篠原は頭を振りながらオランダの長く速いジャブのタイミングを掴もうとするも数発被弾。
しかし、ヘッドスリップと同時に、ジャブのカウンターが当たり出す。
右ストレートも顔面を捉え始めた。
ラウンド後半は篠原のワンツーからのボディアッパーが命中。
2R。篠原は狙いを完全にボディに絞った。
オランダのジャブや打ち下ろしの右に、篠原は左ボディからの左フックのコンビネーションを合わせる。
後退しながらもビッグパンチを狙うオランダ。
そこに篠原は執拗にボディアッパーのカウンターを打ち続けた。
最終3ラウンドは両者ともに体力を振り絞って、得意なパンチを応酬。
距離を詰めてショートパンチをまとめた篠原が優勢のまま、試合終了のゴングを聞いた。
5-0WP勝ちで準々決勝戦を制した篠原は、今大会の銅メダル以上獲得が確定した。(篠原) 
ユース女子 60kg級 木村 萌那 WP フランス
(WP0-5負け)
サウスポーの木村はタイミングのよい左ストレートが持ち味。
対戦相手は大柄な白人ファイター。リーチも長い。
1R開始早々、体格で勝るフランスはベタ足で木村ににじり寄り、荒々しいワンツー連打を繰り出す。
冷静に距離を取る木村は、相手の出鼻に的確に左ストレートを命中させる。
フランスは被弾も構わず前進、大きなパンチを強振。
2R。激しい連打を振るい続けるフランス。
接近してもみ合う場面が増え、疲れを見せ始める木村。
時折、左ストレートが命中させるが、フランスの前進を止めるまでに至らず。
最終3ラウンド。疲労の激しい木村は後退しながらも左ストレートを狙い続ける。
もみ合いの中で木村が投げられて潰されたり、リングで倒れる場面が目立つ。
フランスは接近しながら連打をやめず、ダウンをひとつ奪った。
木村は大きな相手に最後まで立ち向かったが、判定に破れた。
国際大会デビュー戦での初勝利は叶わなかった木村だが、得意の左ストレートを海外で何度も的中させたことは自信に繋がったに違いない。(篠原) 
ユース男子 49kg級 田中 将吾 WP ポーランド
立上り、お互いに牽制しあいながら出方を見ている。最初に仕掛けたのは田中選手で、速いステップからワンツー繰り出したが、フックを合わせられる。先手で仕掛けて行くが、上手くかわされて逆に反撃される展開で印象が悪い。意外に相手のハンドスピードとステップ動作が速く、田中選手の動きも速いのだが、自分のペースに持ち込めない。しかし、2R中盤から相手のパターンを掴んだ田中選手は、徐々にパンチをヒットしていく。さらにボディーが効いたのか相手の動きが落ちる。3R 仕掛けて行く田中選手は、ワンツー、返しのフックを次々とヒットしダウンをとった。その後も攻撃を止めずに田中選手は、最後まで攻撃の手を休めなかった。結果は田中選手の5-0PW勝利。上手い相手であったが、田中選手の攻撃力は素晴らしかった。(山本)

 

ユース男子 60kg級 堤 麗斗 WP ドイツ
1R 開始からプレッシャーをかけ相手を下がらせる堤。左ストレートからの右の返しが再三ヒット。
2R ガードを固め前に前に更に強いプレッシャーを与える。上下にパンチを使い分け一瞬相手に隙が出来たところに堤の左ストレートがヒット。スタンディングダウンを奪う。
3R ガードを固め頭を振って前進。堤の左クロスもヒット。しかし一瞬隙が出来たところに相手の左ストレートをもらってしまいスタンディングをとられてしまう。しかしそれをもろともせず、攻め続けた堤のWP勝ち。
自分より身長も高くリーチも長い相手に 普通の戦い方ではいたずらに時が経つだけ。常にアグレッシブルに前に前にと攻め続けた戦術は相手の気力も体力も奪った。 (今岡)

 

試合結果6月13日(準決勝)
階 級 氏 名 試合結果 対戦相手
ジュニア女子 48kg級 森脇 日莉 WP ハンガリー
(WP4-1勝ち)
森脇は国際大会初出場の中学生の女子選手。
対戦相手は地元ハンガリーのサウスポー。
1R開始早々、気持ちを前面に出してワンツー連打でコーナーに追い詰める。
出鼻をくじかれたハンガリーだが、徐々に左ストレートのカウンターで森脇の顎を上げる。
森脇も前進を止めない。
2Rに入っても、森脇は前進しながら連打。
狙いすました右ストレートが何度も的中。
ハンガリーは得意の距離を潰され、疲れを見せ始める。
3ラウンド。森脇は最後の力を振り絞って連打を継続。
打ち合いの中、ハンガリーの下がりながら放った左ショートストレートを顔面に受けダウンを喫する。
試合再開後、気持ちを落ち着かせた森脇は、慌てることなく中間距離からの右ストレートを主体に試合を組み立て始めた。
そこで、試合終了のゴングが鳴った。
勝負は判定に持ち込まれ、4-1で森脇の勝利。
決勝戦に駒を進めた。
最終ラウンドのダウンから試合を組み立て直しての勝利は、国際大会デビュー戦とは思えない精神力の強さを感じさせた。(篠原) 
ジュニア女子 48kg級 西中 結菜 WP ハンガリー
1R長身の選手にリードからの右ストレートが良く当たり、顎が幾度と上がって西中のラウンド、2Rは、相手も積極的に前へ出て、リードからのワンツーを放つ、西中も上手く足を使い回り込む、前ラウンドと同じく、右ストレートが当たる、しかし、疲れてクリンチが多くなるが、このラウンドも西中、3Rお互い、激しい攻防後、西中の疲れからクリンチが多く、目立つように成り、減点1を取られ、微妙だが相手のラウンドか、しかし、WPで西中の勝ち、明日は、Aリングで勝った森脇と日本人同士の決勝戦。(高見)

 

ジュニア男子 50kg級 吉良 大弥 WP アメリカ
1R同じようなタイプでリードからの右ストレート、来る所への前の手のロングフック、外しての右ストレートと同じ事をやり、白熱した攻防が続くが、吉良のリード、相手の浅い踏み込みのパンチ後の右ストレートのカウンターと僅かだが吉良か、2、3Rも同様の白熱した攻防の展開で僅かに吉良かと、結果3ー2WP勝ち、素晴らしいUSAからの勝利を物にした。(高見)

 

ジュニア男子 57kg級 高橋 昴 RSC 1R アメリカ
1R 右ジャブを突き距離を取る。相手が入って来るところへ右フック 左ストレートを合わせる。しかし徐々に体勢を低く構えて顔面 ボディーへと強引に打ち込んでこられスタンディングダウンを取られてしまう。試合再開後 相手の追撃に対し、右フックを合わせようとするが、相手のラッシュを受け2度目のスタンディングダウン。
再び試合は続行されたが、猛ラッシュを仕掛けてくる相手を迎え撃つ力は既に残っていなかった。1RRSC負け。
この日高橋は元気もなく動きに精彩を欠いた。国際大会の不安とこれまでの戦いから、かなり疲労がたまっていたと思われる。今後 超回復し、今回の経験を再び練習で活かしてもらいたい。(今岡) 
ジュニア男子 60kg級 田河 真羽 RSC 2R アメリカ
1R
相手はUSAの長身ボクサー。田河は上下の揺さぶりから前へとプレスをかけていく。時おりパンチをもらう場面もあるが相手の右ストレートを外しての左がよくあたり、田河のラウンドか。
2R
1Rの流れを引き継ぎ、このまま2Rもいけるかと思った矢先、開始20秒で古傷の左ふくらはぎの肉離れによりRSC-I負け。非常に悔しい敗戦となったが、初の国際大会で2RSC勝ち。準決勝でもUSA相手に互角以上に渡り合ったこの経験を今後に活かすためにも、まずはしっかり治して次の目標に向かっていってほしい。(信本) 
ユース女子 51kg級 篠原 光 WP ハンガリー
(WP5-0勝ち)
対戦相手は地元ハンガリーのファイター型選手。
人気選手らしくたくさんの声援が飛ぶ。
1R、ガードを高く固めて接近戦を伺うハンガリー。
篠原はガードの隙間にジャブを突き刺し距離を取る。
すかさず、そのジャブにカウンターを合わせるハンガリー。
だが、篠原は速いコンビネーションを織り交ぜ、ハンガリーに的を絞らせない。
2R。ガードを固くプレッシャーを強めるハンガリー、踏み込みながら大きなパンチを仕掛ける。
篠原はサイドステップしながら左フックをカウンターで命中。
ハンガリーの手が止まると、篠原はガードの上からでも構わず連打の嵐。ハンガリーの顎が何度も跳ね上がる。
3R。打たれ疲れの見えるハンガリーだが、ガードを上げたところからの重いパンチを強振し続ける。
素速いコンビネーションで迎え撃つ篠原。試合終了まで手が止まらなかった。
両選手の闘志がぶつかり合った好試合となった。
篠原は5-0WP勝ち。決勝戦進出を決めた。
スピードあるパンチと多彩なコンビネーションが持ち味の篠原だが、それを支える強靭なスタミナにも注目したい。(篠原) 
ユース男子 49kg級 田中 将吾 WP タイ
1R
相手はタイの長身ボクサー。長い手足とタイ人特有の独特なリズムで、田中の前進をうまくはぐらかす。しかし田中も上が当たらないとみるや、上下の打ち分けと前後の出入りでペースをつかんでいく。田中ペースで試合が進むが、終盤にロングレンジのパンチをもらうなど、一進一退の攻防で1Rを終える。
2R
相手は劣勢を感じたのか、積極的に前に出てくる。しかし田中はペースを狂わされることなく、左を中心とした堅実なボクシングを展開する。ラウンド後半、疲れの見えた相手のボディを攻めポイントを印象づけた。
3R
勝負のラウンド。田中もわかっており、序盤から積極的に攻めてペースをつかむ。相手も負けずに打ち返してくるが田中もペースを渡さない。しかし、終盤田中に疲れが見えはじめた時に痛恨の右アッパーをもらってしまいカウントをとられる。万事休すかと思われたが、そこからの田中の気迫は凄まじく、逆に相手を圧倒して試合終了。3-2のスプリットデシジョンで接戦をものにした。見る者の心を揺さぶる気持ちのこもったファイトであった。(信本) 
ユース男子 60kg級 堤 麗斗 WP カナダ
1R 常に前に前にプレッシャーをかける堤。相手もストレートで入って来るところを合わせようとするが、堤の出入りとパンチの速さに反応できない。ボディーも効き再三マウスピースを吐き出す。
2R 左ストレートを顔面 ボディーへと打ちわけ たまらずマウスピースを吐き出し、減点1
更に弱気になった相手は防戦一方 スタンディングダウンを奪いレフェリーストップ。堤の2RRSC勝ち。
油断するわけではないが、パンチのキレもスピードも絶好調。向かうところ敵無し。(今岡) 

 

試合結果6月14日(決勝)
階 級 氏 名 試合結果 対戦相手
ジュニア女子 48kg級 森脇 日莉 WP 西中 結菜
1R
先手を取ったのは西中、素早いステップといきなりの右で主導権をとりにかかる。森脇も右カウンターなどで応戦するが、先手を取る西中の方が見栄えがいいか。
2R
開始すぐ、西中はラッシュをしかけ、カウントをとる。このまま一方的な展開になるかと思われたが、森脇の右カウンターを警戒して西中も踏み込めず、逆に森脇が前に出る展開になる。
3R
ラストラウンド、意地のぶつかり合いで、ロングレンジでは西中、接近戦では森脇とお互いに一歩も引かない。的確性で西中か。最後までお互いに気を緩めることなく、全てを出し合って試合終了。国際大会ではほとんど見られない日本人同士の決勝戦を締めくくった。(信本) 
ジュニア男子 50kg級 吉良 大弥 WP デンマーク
ジュニア男子50キロ
吉良-デンマーク
1R
吉良がどんどんプレスをかけ、前に出る展開。相手も打ち返してくるが、吉良は相手の打ち終わりに右を合わせてペースを譲らない。中盤、相手が仕掛けてくるが、吉良は冷静に対処し、終盤には再び相手のパンチを交わしての右ストレートを当てて優勢を印象付けた。
2R
相手は巻き返しを図って前に出てくる。長身ボクサーで手足も長く、前に来られて吉良は少しやりにくそうであるが、うまくさばいて、相手の打ち終わりを狙うなど一進一退の展開になる。
3R
勝負のラウンド。
吉良は相手の前進を止めるために左をしっかり使い、逆に前に出ることに成功する。相手の左を外しての右がよくあたり、少しずつ相手のスタミナを削っていく。ラスト30秒は一方的に。最後まで集中を切らさず、日本2つ目の金メダル獲得!(信本) 
ユース女子 51kg級 篠原 光 WP タイ
Y女51篠原-タイ(WP3-2勝ち)
対戦相手は、アジアユースチャンピオン&世界ユース2位のタイ国代表、Nillada Meekoon選手。
南国特有のしなやかな動きから繰り出される強打と体幹の強さが特長。
1R開始早々、スピードあるジャブからコンビネーションをヒットさせる篠原。
ラウンド中盤から右ストレートのカウンターをヒットさせるタイ。
篠原のジャブを嫌がり、体を密着させるタイ。
お互い試合の主導権を譲らないが、パンチの手数と的確さで篠原のラウンドか。
2R。スピードで上回る篠原は自信をもって攻撃を続ける。
タイは上下へカウンターを合わせ、そのまま篠原に体を預けクリンチ。
両者ともに疲労が見える。
ラウンド終盤、中間距離の相打ちで篠原がダウンを宣告される。
カウント後、猛然と打ち返す篠原。
そこで、ラウンド終了。
最終3R。
タイ、開始のゴング鳴るも、なかなかコーナーを出てこない。試合が始まってもクリンチが多く疲れが見える。
篠原は密着された体を引き離そうともがき、体力が削られていく。
ブレイク後にはお互いが猛然とラッシュ。
手数では篠原が上回り、パワーではタイが有利か。
観客席から両国の大声援が響き渡る中、試合終了のゴングが鳴った。判定は割れ、篠原の3-2WP勝ち。
篠原は、国際大会初挑戦でユースチャンピオンに輝いた。
大勝負で接戦を制した自信を糧に、今後なお一層の成長を期待したい。(篠原)

 

ユース男子 49kg級 田中 将吾 WP カザフスタン
田中(49kg)決勝の相手は、カザフスタン。やや細型のサウスポーだが、スピードのある動作からタイミング良く繰り出すストレート、フックは高いレベルの選手である。
1R お互いにリードパンチがヒットする。田中選手は、カザフ選手に積めよっていくが、なかなかクリンヒットできない。しきりに攻めこんで行く田中選手だが逆にカザフ選手の左ストレートが決まる。
2R どうしてもこのラウンドはリードしたい田中選手は、積極的に攻めていこうとする。しかし、これまでの疲れか得意なリードからのワンツー、右のオーバーハンドが顔面を捕らえきれない。お互い単発なパンチはヒットするが、クリンヒットはでない。
3R このラウンドが勝負とセコンド陣から激が入る。応援もさらに声が高まる。
気合いが入り田中選手は、勝負に出る。やはり疲れのせいか攻撃が単発でおわる。後半、カザフ選手の左ストレートが連続的にヒットし顔があがる。印象がよくない。お互いのこる力を出しきって最終ゴングが鳴った。判定は、カザフ選手の勝利コールが告げられた。初戦から、レベルの高い選手に勝ち抜き、先日のハバロフスク大会で優勝し、勢いに乗りたかったが、もう少しというところで金メダルを逃してしまった。しかし、田中選手の気迫ある攻撃を高く評価し、誉めてあげたい。(山本) 
ユース男子 60kg級 堤 麗斗 WP カザフスタン
1R 堤の鋭い右のジャブが面白い様に顔面、ボディーへとヒットする。焦りからカザフスタンも反撃してくるが、それを上手くかわして常に先手を取った堤が主導権を握る。
2R 堤は攻撃の手をゆるめず、ストレートを突きながら前進。相手はクリンチやホールドでしか対抗することが出来ない状態となり、ホールドで減点1。試合再開後 今度は堤が相手のパンチをかわして、もぐり込んだ瞬間に ヘッドアップで減点1を取られてしまう。
3R 堤は攻撃し続け積極的に前進。またしても相手のホールドに手を焼くが、左右のボディーブローと離れ際のストレートがヒット。
堤のWP勝ち。
強豪国 カザフスタンを相手に臆すること無く、常に積極的に攻撃し続けた堤は、参加国に対し「日本人強し 堤 恐るべし」と強く印象を与えたに違いない。(今岡)

 

 

添付画像

アマチュアボクシングの基礎知識

アマチュアボクシングのルール、ポイントなどを説明しています