予定されたスパーリング
※すでに複数の変更あり
9月19日から27日にかけて、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターでは、全日本男子の第2次強化合宿が行われています。参加している選手は田中亮明(中京高校・教諭)、堤駿斗(東洋大学)、成松大介(自衛隊体育学校)、岡澤セオン(鹿児島県体育協会)、森脇唯人(自衛隊体育学校)、梅村錬(拓殖大学)、馬場龍成(自衛隊体育学校)、坪井智也(自衛隊体育学校)、西山潮音(駒沢大学)、完山隼輔(駒澤大学)、冨田真広(自衛隊体育学校)、秋山佑汰(自衛隊体育学校)、原田直樹(自衛隊体育学校)、若谷豪(駒澤大学)、須永大護(東洋大学)、近藤陸(自衛隊体育学校)の16名です。
「実戦感覚」を補強するべく、出場可能な国際大会を模索している全日本チームですが、なかなか目処が立たないのが新型コロナウイルス禍における現状で、実現可能な代案として“ドリームマッチ”ともいえる4ラウンド制のスパーリングを積極的に組んで、選手たちのモチベーション維持を心がけています。
また、今回の合宿には、東京オリンピック予選・本戦の代表メンバー以外にも、国内代表決定戦(ボックスオフ)となった昨年の全日本選手権で敗れたメンバーもおり、ライバルがひしめき合ったチームと言って過言ではありません。スパーリングは初日から、57㎏級で最終予選に照準を合わせている堤駿斗(東洋大学)と、ボックスオフ決勝で惜敗した52kg級の坪井智也(自衛隊体育学校)による組み合わせから始まるなど、階級の枠を超えた真剣勝負が繰り広げられました。
強化委員長の本博国は「みんな遠慮せず本気で打ち合っている。スパーリングを広範囲で公開するには難しい条件がいくつかあるが、より多くの人にチェックされる状況をつくって、選手に刺激を与えることも考えていた」と話しています。
男子の全日本チームは、10月1日から19日まで、男子69kg級・岡澤セオン(鹿児島県体育協会=東京オリンピック出場確定)の練習拠点でもある鹿児島県鹿屋市での合宿を次回に予定しております。