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インタビュー】ライバルのアドバイスで“一番”を目指した (尾崎優日)

2019-12-14 06:35:24

 今年、日本はアジア・ジュニア選手権で金1・銀1、アジア・ユース選手権で金2・銅2のメダルを獲得しました。有望選手たちは国際大会に向けてどんな対策を練り、どんな教訓を学び帰ったのか。第2弾ではアジア・ジュニア選手権の男子48kg級で銀メダルを獲得した尾崎優日(興国高校)にインタビューしました。

――尾崎選手がボクシングを最初に始めたきっかけから教えてください。
「父がプロボクサーだった影響で、遊び感覚で始めたのは本当に小さい頃でしたけど、小4年でスパーリング大会に出て、小6年で全国大会に出るようになって本格的に打ち込むようになりました」

――そのキャリアの中で、今回はアジア・ジュニア選手権の銀メダルを獲得しました。
「あと一歩で優勝できずに終わったのは悔しいですね。僕は高校に入ってから国内大会でもあと一歩で一番を逃しているので、今回もやっぱりかと思いました」

 

――決勝ではChongtham Bishwamitra選手(インド)に0-5のポイント負けでした。
「今まで受けたことのないパンチの強さでした。技術的には日本のほうがハイレベルで、フェイントをかけたときに出してくるパンチとか読めて来たんですけど、接近戦でやって来ることが、日本の選手とは違うなと思いました。あと、勝ちたい気持ちが先走って、突進する形になってしまったので、もっと冷静に戦いたかったと反省しています」

――大会全体では何を心掛けましたか?
「カザフスタンとウズベキスタンが試合をしたら壁になると思っていました。どちらの国にもボクサー型が多かったんですけど、僕が準決勝で試合をしたウズベキスタン人(Asrorbek Shakhobidinov選手)はファイター型でした。相手の土俵で戦わないようにしようと思っていましたけど、こっちが手応えのあるボディブローを当てても、失速しないでさらに出てくる気迫で、結局プレッシャーに飲まれていたと思います」

 

――その試合も切り抜け、銀メダルまで獲得できた秘訣は何だと思いますか?
「どの試合でも事前に対策をよく練れたことかもしれないですね。ホテルで同部屋だった吉良大弥は、これより前に国際大会を1回経験していたので、アドバイスを聞いていました。日本にはいない“一気に逃げるタイプ”にはどうしたらいいのかとか。それも初めての国際大会だった自分にはありがたかったです」

 

――その吉良選手とは、帰国してすぐ、近畿の大会で試合しました。
「僕が2-1で負けました。1ラウンド目は結構こちらもパンチも当たっていたと思ったんですけど、2ラウンド目から、僕の攻撃を利用して回されたりとか…。僕よりも色々な選手を経験しているので、さすが修正も巧いなと感じました」

 

――尾崎選手の夢を教えてください。
「今回、国際大会に出てすごくいい経験ができましたし、また行きたいっていう気持ちになったので、今度こそ日本で一番になって、また日本の代表に選ばれたいです」

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