平成30年11月10日発生の東福岡高校ボクシング部の選手における出場資格の不正操作により、選手(高校生)の練習期間8か月に満たないものが、公式大会に出場していたことに対して福岡県ボクシング連盟より報告があり、当該指導者に対し平成31年2月7日付で【厳重注意】としました。
このことは、平成23年10月19日の一般社団法人日本ボクシング連盟(以下、日本連盟と称する)からお知らせとしての文書が発せられており、選手の競技出場に係る経験は、練習を開始して8か月とするというものでした。
現在、日本連盟は不正経理、不正審判、その他コンプライアンスの欠如から立ち直るために、組織改革に力を入れております。その中で、日本連盟が統括する団体である地方連盟にコンプライアンスに欠ける事例が発生することは、ガバナンスの欠如した競技団体だと受け取られ、スポーツとしてのアマチュア憲章、つまりインテグリティの存在が否定されかねない事態となります。
日本連盟の理事会・総会・日本連盟に主催の大会において、インテグリティ(高潔性)・ガバナンス(統治)・コンプライアンス(法的順守)研修を実施することと決めております。その趣旨は選手だけに教育を押し付けるのではなく、指導者や役員が選手と共に考え、成長し、行動できることがボクシング競技の普及と発展につながると考え、実施しているものです。
つきましては、もう一度スポーツの原点に立ち返り、定款や規則規定の遵守と高潔性を伴い、規範意識をもって日本連盟と都道府県が連携したスポーツにおける教育の推進ができるよう努力することを望んでおります。都道府県連盟の役員・理事・指導者・選手・関係者等への教育研修等を徹底していただくことをお願いいたします。
お知らせ
2019-02-14 14:31:55
都道府県連盟におけるインテグリティ・ガバナンスコンプライアンスの徹底について
一般社団法人 日本ボクシング連盟
会長 内田貞信