日本のボクシング競技
に携わる全ての登録者の皆様
一社団法人日本ボクシング連盟
会 長 内 田 貞 信
日本体育大学ボクシング部員の起こした事件について(通告)
時下、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
さて、令和元年7月19日付けネットによるニュースに取り上げられた事件は日本体育大学ボクシング部の現役選手が同大学学生と共にキャッシュカード窃盗の疑い。更には詐欺「受け子」の勧誘を含め詐欺グループとの関わりを示唆する内容が取り上げられておりました。このことを受け、一般社団法人日本ボクシング連盟(以下、日本連盟と称します)として遺憾の意を表すという表現を超え、愕然としております。
日本連盟が掲げる目的には、競技の普及と振興を図るとあります。そのためには、競技そのものが教育的で国民に受け入れられなければなりません。
今回の事件は、ボクシング競技を目指す子供達の夢を壊すこととなったのではないかと危惧しております。
日本連盟としては、この事件の当事者と関係者の処分について検討いたします。2度とこのようなことが起こらないために、指導者、保護者、選手、都道府県連盟役員、関係者の全てが自覚を持ち、影日向のない行動(インテグリティ)、日本連盟の規則を守る(ガバナンス)、法律を守る(コンプライアンス)ことを厳守し、本人の夢や将来の道が断たれることがないようにすることや保護者や指導者の思いが成就できること、更にはボクシング競技に携わるすべての人々が自己実現を果たせることを願ってやみません。
つきましては、日本連盟に登録する全ての選手と役員は、己の行動に責任と自覚を持ち、「アマチュアボクシング」の発展に寄与することを前提として、その責任を果たすことを強く要望いたします。このことについて、周知徹底のほどをお願いいたします。
敬具