ロシア連邦を構成するブリヤート共和国の首都ウランウデでは『第11回世界女子ボクシング選手権』の開会式が行われました。今大会には57の国と地域から224選手が出場します。(日本代表の初戦情報)。
約1時間半の壮大な開会式で、日本チームでは60kg級・釘宮智子(警視庁)が旗手を務め、アルファベット順に則ってイタリアの後、カザフスタンの前に入場しました。会場では同共和国のアレクセイ・シデノフ大統領らが世界中から訪れたボクシング選手団を歓迎。競技は10月3日から始まり、13日までのトーナメントで10階級の世界王者が決まります。
式典の中では、この競技を長く統括してきたAIBA(国際ボクシング協会)のムハマド・ムスタザーン暫定会長もスピーチし、「この数年間、女子ボクシングは世界中で急速に成長してきた。五輪1年前の今、女子ボクサーたちがその潜在能力を発揮して、壮大な戦い、素晴らしい勝利、卓越した感情を備えた世界選手権が開催される」と期待を寄せました。他にはロシア・ボクシング連盟のウマル・クレムレフ書記長が、現役すべての選手と役員を“大きなボクシング家族”であるとして「我々はAIBAの社会的地位を取り戻せるだけでなく、五輪で男子2階級を取り戻さなければならず、女子に10階級を見据える必要もある。ボクサーのために可能な限りのことを行う」と述べ、AIBAにいい未来があると宣言しました。(開会式のオンライン中継)
(Photo by AIBA)