田中亮明も金メダルを獲得した
4年前のオリンピックテスト
東京・墨田区にある両国国技館では明日29日から31日にかけ、2020年東京オリンピック・ボクシング競技のテストイベントが行われます。かつては「プレオリンピック」の呼称でリハーサルの域を超えてトーナメントが本格実施され、日本人にも複数のメダリストが誕生しました。テストイベントと呼ばれるようになった近年でも、2016年リオデジャネイロ・オリンピックの前年には田中亮明(中京高校・教員)が52kg級の金メダルを獲得。田中は帰国後、「会場の完成を急ぐ工事現場での試合は貴重な経験だった」とコメントしました。テストは一般公開されませんが [ コチラ ]のように予定されています。
一方、今日はIOC(国際オリンピック委員会)の特別作業部会が、新たな採点機を導入する方針も報じられました。これは、ジャッジが有効打だと判断したタイミングを、試合中もモニターを通して確認できるというもの。2012年ロンドン・オリンピック後、現在まで用いられている10点法は、多くの人にとって腑に落ちづらく、世界中で様々な陰謀論を呼んできたことは振り返るまでもありません。東京オリンピックでは、ボクシングファン以外の観戦者にも、単純明快に楽しめる競技が求められています。
(Photo by AIBA)