新型コロナウイルスの感染被害が拡大していることから、全国高校体育連盟(全国高体連)は、4月26日、オンラインでの臨時理事会で今年のインターハイ(全国高校総合体育大会)を中止決定したことが報道されました。30競技の高校日本一を決めるインターハイの中止は、1963年の第1回大会から史上初となります。
今年のインターハイは、東京オリンピックの開催を踏まえた「分散開催」のため、予算面で大きな苦難を背負ったスタートとなりましたが、ボクシング競技は、岩手県の釜石市民ホールTETTOで8月17日から22日にかけての実施が計画されていました。また、インターハイのボクシング競技は、本連盟では『全日本高校選手権大会』(第74回)の名称を持っておりますが、インターハイの冠なく、代わりのオープン大会を運営することには大きなハードルが生じます。
高体連ボクシング専門部・委員長の篠原宏和氏は中止の決定について「特に3年生に伝えるのが心苦しいが、努力は無駄にならないので、それを人生に活かしてほしい」とコメントしました。
(昨年度の宮崎大会より)
AIBAの国際審判資格も昨年度大会で試験されました。