AIBA(国際ボクシング協会)は来年、エリート男子(19歳以上)を対象にインドのニューデリーで開催予定だった世界選手権の開催地を、セルビアのベオグラードに変更し、確定したと発表しました。AIBAのモハメド・ムスタザン暫定会長は「セルビアには選手、指導者、役員、ファンのために素晴らしいイベントを企画するすべてがあるので、この選手権は大きなイベントになり、全国民が誇りに思うと思います」と、期待を寄せています。
また、同氏は「このイベントは新システムへの大きな一歩であり“オリンピック・マネー”への依存度をさらに下げる」と現在連携を停められたIOC(国際オリンピック委員会)から、AIBAが一定の自立を目指していることも示唆しました。開催期間は、東京オリンピックの閉幕後に向けて調整されていきます。
ベオグラードで世界選手権が行われたのは1978年、セルビアがユーゴスラビアだった時代以来となります。ボクシングの世界選手権が同じ都市で2度行われるのは、これが初めてで、前回のベオグラード大会では、51kg級で石井幸喜(自衛隊体育学校)が、日本人初の銅メダルを獲得しました。
日本人メダル第1号の石井