12月12日と13日にかけ、AIBA(国際ボクシング協会)ではオンラインで会長選挙が開かれますが、その立候補者でも近年、ボクシング競技で最も大きな存在感を示してきたウマル・クレムレフ氏(ロシア)に、新型コロナウイルスの陽性反応が出たため、現在入院中であることが自身のSNSから報告されました。
クレムレフ氏は自身が書記長を務めるロシア・ボクシング連盟主催の大会に向け、同ウイルスのワクチンを注射するために病院を訪れた際、陽性が確認され、その後、発熱症状が出たとのことですが、同連盟からは「クレムレフ書記長の体調は安定している」と報告されています。
今回の新型コロナウイルス感染症は、ボクシング界でも多くの重要人物を蝕み、メキシコ・ナショナルチームのヘッドコーチであるボニラ・バスケス氏らが命を落としています。
18カ月不在となっているAIBA正規会長の選挙には、クレムレフ氏の他に、アゼルバイジャンのスレイマン・ミカイロフ氏とドミニカ共和国のドミンゴ・ソラーノ氏が立候補しており、11月2日がその締め切りです。
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