メアリーコム選手
(Photo by AIBA)
新型コロナウイルス感染予防を十分ふまえながら、日本の男女トップボクサーたちが強化を続ける一方、「世界の強豪」たちも決戦に向けたトレーニングを続けています。東京オリンピックでの引退を示唆している女子ボクシングのリーダー、マングテ・メアリーコム選手(インド)も、先週からインド国内のスポーツ研究所でトレーニングを再開したことが、海外メディアで報道されました。
キャリア初期はピン級(46kg)を主戦場としていたメアリーコム選手は世界選手権6度。51kgに増量して臨んだ2012年ロンドン・オリンピックでも銅メダルを獲得しました。2016年リオデジャネイロ・オリンピックでは出場を逃しましたが、昨年3月、ヨルダンのアンマンで行われたアジア・オセアニア予選で51kg級で出場権を獲得しています。
自伝映画も大ヒットしたスーパースターであるメアリーコム選手は、新型コロナウイルスの被害がアジアで最も深刻なインドで、これまで活動を休止していましたが、ワクチン登場を機に、再始動したとのことです。
日本人との対戦経験も多いメアリーコム選手。目に見えるライバル、目に見えないウイルスとの戦いがまだまだ続きます。
(アジア・オセアニア予選の女子51kg級メダリスト)