AIBA(国際ボクシング協会)は4月10日から24日まで、ポーランド中央部のキェルツェにあるハラレジオノウ・スポーツコンプレックスで計画されていた男女合同の世界ユース選手権を、新型コロナウイルス対策を行う前提で、開催することを発表しました。
これは今月23日、ウマル・クレムレフAIBA会長がポーランドを訪問した際、同国ボクシング協会との会合で確認されたものです。
同会長は「新型コロナのパンデミックへの懸念は理解できますが、ローカル組織委員会はポーランド政府とスポーツ省の全面的な支援を受けて、参加者を入場制限なく許可します。唯一の条件は新型コロナに陰性であることです」とコメントしました。
この大会は元々、昨年11月から開催が延期されており、年をまたぐ延期によって、対象のユース世代が変わってしまうことに、AIBAは「元々、大会に準備していた選手たちを尊重したい」との意向でした。これに変更がなければ、対象の選手は2002年1月1日から2003年12月31日までに生まれた男女となります。
ヨーロッパでは昨年10月以降、大陸内のユース選手権やジュニア選手権も開催されていますが、ポーランドでも新型コロナの被害は収束しておらず、すでに35000人以上の死者が報告されています。
(2018年の前回銅メダル獲得の宇佐美正パトリック)
(同じく銅メダル獲得の入江聖奈)