AIBA(国際ボクシング協会)が巨額の負債を清算するために最重要としている『グローバル・ボクシングカップ』が、今年から来年の開催に変更されました。この大会は、かつて行われていた「ワールドカップの復刻版」と認識されています。
ボクシングのワールドカップは1979年にニューヨークで始まり、以後、トーナメント形式の時期のみならず、国別のリーグ戦形式の時期もありました。
各階級のトップクラスを集めてトーナメント戦形式で開かれた第1回大会では、現在、ウズベキスタンからJOC強化コーチとして招かれているウラジミール・シン氏もソ連代表として出場し、75kg級の金メダルを獲得しています。
今月30日まで佐賀県内で全日本男子の全日本強化合宿を指揮しているシン氏は、このワールドカップでの優勝を自身の選手生活で最大のハイライトと考えているそうです。
2022年グローバルカップでは高額の賞金を用意することや、開催期間に2か月を用いることなどが特徴です。
写真:ソ連代表時代のシン氏(後列左から3人目)