IOC(国際オリンピック委員会)は、国際大会に出場する国や地域に「特定の制限をかけた例」として、今年開催されたボクシングの男子世界選手権も挙げ、開催国セルビアに警告していたことが海外メディアで報じられてます。
開催国からの独立問題を持つコソボのチームは、この選手権への出場が却下されました。キット・マコーネルIOC競技部長は、上記の警告以外にも、すべての国際競技連盟に「大会の出場権と開催には非常に注意を払うように」と指示し、大会を主催したIBA(国際ボクシング協会)にはデューデリジェンス(実施すべき注意義務)が欠けないことを求めました。大会の開幕直前、IBAのイシュトバン・コバチ事務局長は公式ウェブサイトなどを通じ、「両国に出場妥協案を出してきたが、残念ながら解決できなかった」と報告していました。