男子ボクシングで世界最強の評価を得てきたキューバが、60年ぶりにプロボクシングを解禁することを今月5日に発表。昨年の東京オリンピックで金メダルを獲得したアンディ・クルス選手(63kg級)、ロニエル・イグレシアス選手(69kg級)、アーレン・ロペス選手(81kg級)、フリオ・ラクルス選手(91kg級)を含む複数の選手が隣国メキシコのプロモート会社と国家的な契約を結び、5月、6月、9月、11月、来年2月の興行で出場予定であることが同国のボクシング連盟から発表されています。
キューバのプロスポーツは1962年に禁止され、以降のプロボクサー活動には亡命の手段が取られてきました。今回の契約では、選手が国内で調整し、ファイトマネーの80%が保証され、試合後に帰国することができます。
キューバはIBA(国際ボクシング協会)が以前に運営していたプロ式イベント『ワールド・シリーズ・オブ・ボクシング(WSB)』に出場し、3度リーグ優勝を収めましたが、ルールの違いに対応していけるか予想はさまざまです。
(キューバ国内で人気を博したWSBのキューバ対ウズベキスタン)
WSB戦での金メダリスト、イグレシアス選手