20年ぶりにトルコで開催される女子世界選手権は5月8日が開会式です。すでに現地滞在しているIBA(国際ボクシング協会)のウマール・クレムレフ会長は、現地記者クラブへの会見で、93カ国がエントリーした今大会に女子ボクシングの発展を感じ、IOC(国際オリンピック委員会)と同様にIBAがテーマにしている「男女平等」に関しても、「その取り組みを紹介するために、絶好の機会となるような大会になる」と自信を示しました。
昨年の男子世界選手権と同様、この大会でも各階級の金メダリストに10万米国ドル(約1300万円)、銀メダリストに5万ドル、銅メダリストに2万5000ドルが与えられる予定になっており、役員や審判員をランダムに選出するシステムで、高い公平性を維持することも、男子世界選手権と同様であると宣言しました。
会見には、クレムレフ会長の他に、イシュトヴァン・コバチIBA事務局長、トルコ・ボクシング連盟のエユプ・ゴズゲッチ会長、昨年の東京オリンピック・女子フライ級で銀メダルを獲得したブセナズ・カキログル選手(トルコ)が出席。カキログル選手は、自国開催への期待を興奮気味に語り、全階級でトルコ代表がメダルを獲得することが目標であると話しました。
大会は19日と20日が決勝戦の予定です。休息日となる5月13日と14日には、IBAの臨時総会が行われる予定で、ガバナンスへの配慮を徹底させながら会長選挙・理事選挙が行われる予定です。
[日本代表]
ミニマム級=48kg級
和田まどか(株式会社SEBE)
ライトフライ級=50kg級
篠原光(青山学院大学)
フライ級=52kg級
木下鈴花(日本体育大学)
バンタム級=54kg級
吉澤颯希(日本体育大学)
フェザー級=57kg級
木村萌那(日本大学)
ライト級=60kg級
田口綾華(自衛隊体育学校)
ライトウェルター級=63kg級
鬼頭茉衣(中京大大学院)
ライトミドル級=70kg級
津端ありさ(ライフサポートクリニック)