プロボクシング界のパウンド・フォー・パウンド(全階級で最も優秀なボクサーを経歴と表層上の戦力評価で定めるランキング)でも、かつて1位にあり続けたロイ・ジョーンズ・ジュニアさんがIBHOF(国際ボクシング名誉の殿堂博物館)で「殿堂入り」となり、6月11日、米国ニューヨーク州で式典が行われました。
ジョーンズさんは1988年ソウル・オリンピックで銀メダルを獲得しましたが、決勝戦で敗れた判定は「オリンピック・ボクシングの存続危機」とまで報じられる騒動となり、コンピュータで有効打を数える採点方法を導入する最も大きなきっかけになりました。
近年はIBA(国際ボクシング協会)の大使として、競技の公平な採点を推進する象徴的役割を務めています。
ウマルIBA会長とジョーンズ大使ⒸIBA