本連盟では、2024年パリ・オリンピックでの採用もめざして、新しい採点システムをIBA(国際ボクシング協会)に提案しており、その現状を先日、インターハイのボクシング競技会場でも審判部に説明させていただきました。
多角的な動画カメラを用いた0.5倍速の採点は、体操競技のように一定の時間を経てから勝敗を発表する方式となり、最適なカメラを瞬時に選択する人工知能(AI)も導入することによって、現状の採点システムより正確性を大幅に高めることができます。
この開発は、IBAの主要関係者にも随時報告を続けており、一定の理解を得ています。採点の公平性を高めることは、IOC(国際オリンピック委員会)が関係を遮断しているIBA(国際ボクシング協会)に対し、解決を求めた課題の一つであり、オリンピック種目にボクシングが存続するためにも重要です。