IBA(国際ボクシング協会)のウマール・クレムレフ会長は11月7日、ドバイ(アラブ首長国連邦)で記者会見を行い、2023年の男子世界選手権は、5月1日から14日にかけて、タシュケントで開催する決定を発表しました。同都市は強豪国ウズベキスタンの首都です。
男子世界選手権では、昨年開催された前回セルビア大会で、金メダリストに10万米国ドル、銀メダリストに5万米国ドル、銅メダリストに2万5000米国ドルが授与されました。クレムレフ会長は、これらの賞金をタシュケント大会で、それぞれに2倍額にするとコメントしました。総額は史上最高の520万米国ドル(7億5730万円)になります。
会見では、2016年に女子世界選手権とオリンピックでダブル優勝をはたしたエステル・モッセリー選手(フランス)も出席。近年専念していたプロボクシングから、自国開催のオリンピックに向け、路線を戻すため、IOC(国際オリンピック委員会)に以前発表された体重区分に変更がないかを求めるコメントも発しました。
手前からロイ・ジョーンズ・ジュニア氏、クレムレフ会長、モッセリー選手(Photo ⒸIBA)