トルコとシリアですでに2万人以上が死者が確認された2月6日の大地震には、女子世界選手権を2連覇中で東京オリンピックでも金メダル(女子ウェルター級)を獲得したブセナズ・スルメネリ選手を含むトルコ国家代表の選手も、トレーニングを中断して支援活動に励んでいることを、IBA(国際ボクシング協会)が知らせています。
その中でスルメネリ選手は「まず、路上で寒さに苦しんでいる人々に、食べ物や飲み物、毛布を届けることから着手しました。がれきの下には、まだ友人の家族がいます」とコメントを寄せており、他の階級の女子世界選手権・金メダリストであるハティツェ・アクバシュ選手らも「被災地のがれきの中で戦っている」と報告しました。
トルコでは昨年、イスタンブールで女子世界選手権が開催され、この大会以外でも本連盟は国際大会に選手を派遣しました。より多くの方が救われ、一刻も早く平穏な日常を取り戻されるよう、お祈り申し上げます。
スルメネリ選手(Photo ⒸIBA)