6月21日からポーランドのクラクフで開催される『欧州競技大会2023』の主催であるEOC(欧州オリンピック委員会)が、ロシアとベラルーシの選手の出場を遮断する流れを受け、IBA(国際ボクシング協会)はIOC(国際オリンピック委員会)に、この大会がボクシングのパリ・オリンピック予選を兼ねるシステムを取り消す要請をおこないました。IBAは、現在もIOCに連携が遮断された状態が続いています。
IOCはロシアとベラルーシの選手に関して「戦争の支持」と「軍への所属」のいずれかである場合を除いて、国歌・国旗を用いない「中立」での国際大会参加を認めるように勧告していますが、これ各競技団体で賛否が大きく割れています。そんな中、EOCのスピロス・カプラロス会長は、ヨーロッパ競技大会での上述2カ国に関して、参加自体が「不可能」と発表していました。