長年、オリンピック・ボクシングの管理を任され、現在も世界選手権などを主催するAIBA(国際ボクシング協会)が、1年以上不在にしている正規会長の選出について、ヨーロッパ・ボクシング連盟やアメリカ・ボクシング連盟の両会長といった同協会の重役が、オンライン選挙を開催することを支持しています。
ガバナンスや財務管理などに関してIOC(国際オリンピック委員会)から、東京オリンピックの関与を拒否されたAIBAは、権限の回復に向け、組織の正常機能を示すため、正規の会長を就任させることが最優先の課題だと模索してきましたが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によって、延期となっていました。
AIBA暫定会長のモハメド・ムスタザン氏は、12月12日と13日にハンガリーで行う計画だった会長選挙を、オンラインで行うことについて、各国のボクシング連盟に意見を求めています。
なお、IOCはAIBAの東京オリンピック関与を停止した一方で、ボクシングのためのタスクフォース(専門家チーム)を設け、新しいコンピュータ採点機の開発やオリンピック予選の運営を行っています.。
(来年の世界選手権も主催するAIBA)