来年も世界選手権を開催予定のAIBA
「アマチュアボクシング」を今年でちょうど100年間統括してきた世界唯一の団体、AIBA(国際ボクシング協会)は、今度の土日に総会をオンラインで開き
、そこで現在、不在となっている正規の会長を選挙で決定します。
この選挙には史上最多の7名が立候補しました。
【立候補者】
スレイマン・ミカイロフ氏(アゼルバイジャン=関連記事)
ドミンゴ・ソラーノ氏(ドミニカ共和国=関連記事)
アナス・アル・オタイバ氏(アラブ首長国連邦=関連記事)
ヴァン・デル・ヴォルスト氏(オランダ=関連記事)
ウマル・クレムレフ氏(ロシア=関連記事)
ラミー・アルマスリ氏(ドイツ=関連記事)
モハメド・ムスタザン氏(モロッコ=関連記事)
AIBA最大のテーマは東京オリンピックへの関与を遮断したIOC(国際オリンピック委員会)との「関係再開」で、そのために、新会長に求められる最難関の課題は推定20億円まで増えたとされている負債の清算です。
各立候補者は選挙活動の中で、この課題の解決方法をマニュフェストとして各国のボクシング連盟にそれぞれアピールしてきました。
一方のIOCは先日の理事会でも、現在のオリンピック・スポーツにおける「現状報告を必要とする問題」の3つにAIBA問題を挙げました。IOCではBTC(ボクシングタスクフォース)を内部に設け、東京オリンピックを予選から管理しています。
(7名の会長立候補者)