オンライン化されたAIBAフォーラム
IOC(国際オリンピック委員会)から関係を遮断されているAIBA(国際ボクシング協会)は、各加盟国連盟の意見を大陸ごとに確認するフォーラム(AIBA大陸フォーラム)を昨年から行なっております。
新型コロナウイルス対策としてオンライン化されて今年2番目のフォーラムは米大陸を対象に先月21日に行われ、36の国内連盟が参加しました。
会議では、財務やガバナンスにおける問題をIOCから指摘されたAIBAの改革状況や、大会スケジュール、各国連盟の発展などが議論され、ウマル・クレムレフAIBA会長は「ボクシング界でアメリカ大陸がさらに大きく存在感を持つと確信した」と出席した連盟の熱意と新鮮なアイデアに感謝を述べました。
一方でAMBC(米大陸ボクシング連盟)のオスバルド・ビスバル会長は「米大陸はボクシングに大きなパワーと伝統を持っており、我々は開発計画によってボクサーと役員の将来に貢献する必要があります」と論じ、他の地域と同様、ボクシング・アカデミーを設立する必要性を述べました。
「AIBA大陸フォーラム」は昨年1月に、米大陸を対象に初めて開かれ、パナマの会場で「資金難の国々は国際トーナメントに参加できない」などが議題に挙げられました。先月2月27日には、ヨーロッパを対象とした大陸フォーラムも行われています。
(カザフスタンですでに存在するボクシング・アカデミー)