2019年インターハイ会場でのスリチャイサワット氏
アジアのボクシングを統括するASBC(アジアボクシング連盟)の審判委員会では、昨年のインターハイ時に1スター審判試験で来日した元オリンピック・タイ代表のパイブーン・スリチャイサワット氏が議長を務め、11名の役員でオンライン会議が行われました。
新型コロナウイルスの感染拡大問題は、審判業務においても各地で深刻な影響を与えています。これについてスリチャイサワット氏は、各国の連盟が国家規模で審判の教育を行う必要があると述べ、9月19日には、すべての審判を対象に、ウェブセミナーを開催する予定であることを確認しました。
スリチャイサワット氏はASBCの活動に現在も携われる1スターから3スターまでの審判をリストでまとめることを求めました。一方で、1スター審判の試験実施の希望も出されると、インドのナレンドラ・クマール氏が、来年1月にインドで開催予定のアジア選手権(男女の19歳以上対象)で、1スターから3スターまでの審判試験を行えることを提案しています。
ASBCの審判委員会は、今後もメッセンジャーアプリ『WhatsApp』でグループを設け、コミュニケーションを取っていくことを確認し合いました。
(ASBC審判委員会のオンライン会議)