アジア大陸における新たなシリーズ大会として『アジアグランドスラム』の第1回が、今月20日と21日に中国・厦門で開催されました。
同グランドスラムはとにかく演出が壮大で、オリンピック・ボクシングの常識を覆すイベントにも一見思えますが、この大会でリーダーシップを取るASBC(アジアボクシング連盟)副会長のウー・ディー氏が率いるBMAチャイナ社は、かつてAIBAが運営していたプロボクシングリーグ『WSB(ワールド・シリーズ・オブ・ボクシング)』の主要スポンサーであったことを踏まえると「WSBの継承」を感じることもできます。
大会にはオセアニアからオーストラリアも加わった他、インド、マレーシア、モンゴル、ネパール、フィリピン、シンガポール、タイ、タジキスタン、中国、中華台北、アラブ首長国連邦が参加。今年の世界女子選手権の54kg級で優勝したフアン・シアオウェン(中華台北)らが優勝しました。第2回大会は来年12月に予定されています。