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AIBA】男女混合チームによるボクシング・リーグ復活を考案

2020-03-16 05:09:48

 

写真:強豪チームがしばしば大観衆を魅了したWSBは、ボクシング史上最大級のリーグ戦でした。(Photo by AIBA)

 

 ヨルダンの首都アンマン市内のホテルでは、3月6日、AIBA大陸フォーラムのアジア版が開かれ、その中でAIBA側は、活動が停止しているWSB(ワールド・シリーズ・オブ・ボクシング)に代わって「男女混合の新たな団体戦」を構想していることも発表しました。
 WSBは、かつて「アマチュアリズム(金銭的な報酬ではなく、精神的な幸福を求める思想)」を基本理念としていたAIBAにとって、初めて立ち上げたプロスポーツ事業でした。フランチャイズの地域密着型チームによる団体リーグ戦であり、契約選手には給料、勝利とノックアウトへのボーナス、さらに個人戦王者にはオリンピック出場権を与え、プロスポーツを禁止していたキューバに『キューバ・ドマドレス』を結成したことでも話題を集めました。

 しかし、一昨年行われた第8シーズンでドマドレスが優勝後、WSBの活動は停止しています。現在のAIBAで暫定会長を務めるモハメド・ムスタザン氏は「新しいアイデアの中では男女混合のチームを持つことができ、これは女子の競技人口を増やします」と述べました。WSBはエリート(成年)男子だけのチームでした。
 東京オリンピックのボクシングでは男子階級が2つ減らされ、女子の階級が2つ増やされるなど、競技人口の「男女平等化」を大胆に実行しているのが現在のIOC(国際オリンピック委員会)です。そのIOCから東京オリンピックへのイベント関与を拒否されているAIBAにとって、「男女平等化」を心掛けることは、関係修復への一つとも考えられているようです。ちなみにAIBAではWSB後にもAPB(AIBAプロボクシング)と呼ばれる既存のプロボクシングとさらに似たルールのイベントを発足し、こちらでもオリンピック出場に優遇を与えていましたが、運営は停止し、一方で本家プロボクサーたちのオリンピック参加を認めて現在に至ります。(※本連盟では、プロスポーツ経験者による選手登録条件には「6か月間の引退期間」を設けております)

WSB最後の優勝チームとなっている
キューバ・ドマドレス(Photo by AIBA)

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