(TOKYO2020の予選・本戦のボクシング日本代表)
新型コロナウイルスの感染拡大によって延期されていた未完結の東京オリンピック・ボクシング予選3イベント(ヨーロッパ大陸、アメリカ大陸、世界最終)について、日程の再調整が発表されました。
今回のオリンピックでは、AIBA(国際ボクシング協会)が予選を含めたすべての関与を断たれたため、IOC(国際オリンピック委員会)が独自のBTF(ボクシング・タスクフォース)を設け、予選イベントを一大陸ずつ実施していました。
しかし今年3月、ヨーロッパ予選の開催先であったロンドンで、新型コロナウイルス(COVID-19)の深刻化が確認され、予選はトーナメント3日目で中断。来年2月頃に再開させるスケジュール調整がされましたが、最新の発表では「来年4月か5月」と変更されました。その際、南北アメリカの大陸予選は来年5月、世界最終予選は来年6月の予定とも報告され、BTFは「遅くとも予選開催の3か月前には日程や開催地について最終決定する」と述べました。
予選イベントについて、アフリカとアジア・オセアニアの2大会は完結しており、日本勢では男子69kg級・岡澤セオン(鹿児島県体育協会)、女子51kg級・並木月海(自衛隊体育学校)、同57kg級・入江聖奈(日本体育大学)が通過。後日、日本ボクシング連盟では、開催国枠に男子52kg級・田中亮明(中京高校・教諭)、同63kg級・成松大介(自衛隊体育学校)、同75kg級・森脇唯人(自衛隊体育学校)を選びました。
世界最終予選には男子57kg級・堤駿斗(東洋大学)、同81kg級・梅村錬(岩手県体育協会)、女子60kg級・濱本紗也(日本大学)、同69kg級・鬼頭茉衣(中京大学・大学院)、同75kg級・津端ありさ(西埼玉中央病院)を派遣する方針です。