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AIBA会長選】負債17億円の精算も約束――アゼルバイジャンから立候補者が登場

2020-09-10 10:58:50

 アゼルバイジャン・ボクシング連盟の副会長であるスレイマン・ミカイロフ氏は現在、モロッコ人のモハメド・ムスタザン氏が暫定会長を務めているAIBA(国際ボクシング協会)で、正規の会長に立候補することを発表しました。昨年6月、IOC(国際オリンピック委員会)からオリンピック競技の運営権を停止されたAIBAで、新会長に立候補することを発表したのは、今回のミカイロフ氏が初めてです。
 IOCからさまざまな問題の解決を求められる現在のAIBAで、最大の難題ともいえるのは「1600万ドル(約17億円)の負債」です。これは来年の返済を求められていますが、ミカイロフ氏は、自身が会長に就任した際には「3か月以内に精算し、IOCに報告する」と宣言しました。
 長年、この競技を統括してきたAIBAでは、2018年からガバナンス面が大きく荒れ、新型コロナウイルス禍の影響も受けて、機能不全に近い状態が続いています。これについてミカイロフ氏は「共通の目標を適切につくり、強力なリーダーシップのもとで沈みかけた船(AIBA)を救うことを宣言する」など、力強いコメントをいくつも公言しました。
 AIBAは今年12月にオンラインで会長選挙を行う指針を示しています。

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