IBA(国際ボクシング協会)は9月23日の理事会で、ウクライナ国籍の選手がウクライナ代表として国際大会に出場することの一時停止を決定しましたが、同協会は10月4日、今後も国家代表としての出場を認め、表彰式でウクライナ国歌が会場で演奏されることも許可することを報告しました。
一方でIBAでは、IOC(国際オリンピック委員会)の方針にならう形で、ロシアとベラルーシの2カ国における選手・関係者の国際大会への参加禁止(運営に必要な場合をのぞく)が続いており、ウクライナ代表の選手に関する理事会の決定もその影響を示唆していました。IBAは今回の報告で改めて「アスリートはいかなる状況であっても苦しむべきではなく、誇りを持って国を代表できるべきだと強く信じています」とのコメントで締めくくりました。