本日6月22日におこなわれるIOC(国際オリンピック委員会)の臨時総会では、先日のIOC理事会で決定したIBA(国際ボクシング協会)の資格取消し措置が正式化される見通しです。この流れに関してIBAは、事前に臨時会議を開催し、ジョージ・エロリンポスIBA事務局長を解任。これまでもIBAの主力を担ってきたクリス・ロバーツ氏を「暫定」の事務局長に任命したと公式ウェブサイトで発表しました。
前任のエロリンポス氏は他の国際競技連盟での事務局長経験も豊富でした。IOCとの関係改善などへの期待も寄せられましたが、今回、資格停止から資格取り消しに後退した結果、議決によって解任されることとなりました。
後任のロバーツ氏は英国の元陸軍将校であり、退役後は『スコットランド・ボクシング』の最高経営責任者を経て、IBAの開発責任者としても活躍してきました。以下、就任直後のコメントです。
「IBAは変革期を迎えており、私の時間、経験、情熱、ノウハウをボクシングファミリーに投資する立場を引き受けることは大きな責任であり、光栄なことです。人生のすべてをボクシングに捧げてきた私は、IBAチームと共にさらにエキサイティングなイベントを提供し、ボクシングの裾野を世界の隅々まで広げることを楽しみにしています。団結して同じ目標を追求することで、私たちの愛するスポーツにさらに貢献することができます」
ロバーツ氏とウマールIBA現会長(Photo ⒸIBA)