不参加の多かった米大陸選手権2024
米大陸ボクシング連合(AMBC)の総会に参加した国際ボクシング協会(IBA)のウマール・クレムリョフ会長は、同時期におこなわれた米大陸選手権で、ボイコット運動や脱退による不参加が多かったことに遺憾の意を示した上で、来年の世界選手権を同大陸内で開催することを約束しました。
ほかにも同会長は、賞金総額100万ドル(約1億4500万円)の『米大陸カップ』や、プロボクシングイベント『IBAチャンピオンズ・ナイト』などを来年開催する案を明らかにし、2024年を「米大陸イヤー」と表現しました。『米大陸カップ』の優勝者は他大陸の優勝者との決戦に臨むワールドカップへの出場権を得るとのことです。
IBAは以前にも「アフリカ大陸イヤー」の期間を設け、現政権の支持率を確固たるものにして今日にいたります。一方で米大陸では、2010年にバルバドスで女子世界選手権を開催後、主要大会を開いていませんでした。
また、賞金に関しては、選手を100%から70%に減らし、所属の国内連盟に20%、コーチに10%で分配する原則も発表されました。
米大陸総会に合流したクレムリョフ会長(写真中央=PhotoⒸIBA)