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IBA】男子世界選手権の前に現状を報告

2023-05-04 17:46:28

 IBA(国際ボクシング協会)は、IOC(国際オリンピック委員会)から「解決が必要な諸問題を抱えている」として、近年、関係凍結が続いている中、男子世界選手権が開催中のタシュケント(ウズベキスタン国内)で会見をおこない、IOCとの対話を促進する特別委員会を設置したことなどを発表しました。
 IBAはIOCから解決を求められた問題のうち、複数を解決していますが、現在も「判定の公平性」、「財務の安定性」、「ガバナンスへの懸念」などが未解決とされています。
 今回の会見でIBAは、財務に関する最新情報として、メインスポンサーだったロシア企業、ガスプロム社との契約が昨年12月で終了したことを発表。6月か7月に新しいスポンサー契約を結ぶ予定であること、世界選手権の試合でもそのスポーツ用品が使用されているスティング社との契約は6年間であること、アディダス社とも4年契約を結んだことを補足しました。
 ガバナンス面では、世界選手権のボイコット(不参加同盟)をおこなっている諸国が主導となった新団体『ワールドボクシング』が発足されるなど、明確な改善がまだ見えずにいます。先日には、オリンピックで最多となる通算50個のボクシング金メダルを獲得している米国がIBA加盟国からの脱退を表明しました。一方で、同国の1988年ソウル・オリンピック銀メダリストであるロイ・ジョーンズ・ジュニアさんは、IOCにIBAへの態度を再考するよう、会見で強く求めました。
 IBAは世界選手権をボイコットした国の選手であっても、個人的な連絡があれば、出場をサポートすることを保証し、その結果、3カ国から5選手がエントリー。そのうちのオリヴィエ・ソット選手(ポーランド)は5月3日の競技で日本代表の脇田夢叶(67kg級)と対戦しました。

(世界選手権開幕前におこなわれたIBAの会見中継)
Photo ⒸIBA

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