IOC（国際オリンピック委員会）は、IBA（国際ボクシング協会）から「無礼な態度で無視をされている」と非難されたことを受け、6月7日に臨時理事会を開くことが、海外メディアで報じられています。
今回の理事会は元々、20日から22日まで予定されていましたが、IBAが「財務、ガバナンス、誠実さの懸念を最善を尽くして払しょくし、IOCの基準を満たしたことに、IOCが対応していない」という報告書を提出したことで、IOC側で臨時理事会が開かれることになりました。［ウェブ公開された報告書］
2019年以降、IBAは「様々な課題が山積みになっている」として、IOCの公認団体から除外され、現在に至ります。来年のパリ・オリンピックでは、前回の東京オリンピックと同様、IOCがボクシング・タスクフォースを設けて予選・本選を運営し、2028年ロサンゼルス・オリンピックでは、ボクシングを実施するかどうかの判断が、今年10月まで見送られています。一方でIBAのウマール・クレムリョフ会長は「IBAにはオリンピック種目以外の選択肢もすでにある」と強気の姿勢を示すなど、双方が舌戦を繰り返している状況です。
Photo ⒸIBA
