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五輪・大陸予選】岡澤セオン「自分のために頑張れる状態じゃなかった」

2020-03-14 01:58:45

 

 東京オリンピックのアジア・オセアニア予選の最終日となる11日、男子69kg(ウェルター)級の岡澤セオン(鹿児島県体育協会)は「準々決勝の敗者4名」で再構成されたトーナメント(ボックスオフ)の決勝でマイマイティツ・チオン(中国)を5-0の判定で破り、同級・予選5位として本戦出場を確定させました。これで当予選の日本代表による通過者は、岡澤と女子51kg(フライ)級・並木月海(自衛隊体育学校)と女子57kg(フェザー)級の入江聖奈(日本体育大学)の計3選手に決まりました。

 以下は試合後の岡澤のコメントです。
「率直にすごくうれしい。1度負けて気持ち的に折れた後、翌日からのボックスオフを制したのは自分にとってすごくいい財産になったと思います。最後の試合では1ラウンド目からしっかり取るのが目標でしたので、疲れも溜まってきてる中でそれが達成できてよかったです。トーナメントで最初に負けた後、自分のために翌日の試合を頑張れる精神状態ではなかったんですけど、“あの人やこの人が喜んでくれる”と色んな顔を思い浮かべて頑張りました。チャンスをモノにできたということは、金メダルを獲れる可能性もゼロじゃないと思っています。日本人に勇気とか、どちらかと言ったら僕は楽しさを少しでも与えられたらうれしいです。今大会中、自分が意外と攻めて出られることが分かったので、そういう引き出しを増やしたいです」

岡澤セオン

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