5月16日、JOC(日本オリンピック委員会)の強化コーチであるウラジミール・シン氏による『オンライン講座』がウェブ会議サービスを用いて行われ、東京オリンピックのアジア・オセアニア予選に出場した日本代表メンバーが出席しました。
シン氏による講座は今回が2回目で、ソビエト連邦のナショナル・チームだった選手時代やアジア・ボクシング連盟で副会長を務めた人脈を活かして、ウズベキスタン、カザフスタン、ロシアといった強豪国のボクシング関係者と連絡を取り、いずれの国の代表選手たちも、自宅で個人プログラムをこなしていることや、新型コロナウイルス問題の収束後に合同合宿が検討されていることを講座内で報告しました。
また、収束後の課題は「実戦感覚の取り戻し」である一方、現在の課題を「基礎体力の向上」であるとして、週に1度は長距離ロードワークを行うことを指示しました。
過去のオンライン講座では出席できていなかった男子57kg級の堤駿斗(東洋大学)は、今回の初参加で「試合前のウォーミングアップ方法を改善したい」と希望し、これについてシン氏は「経験に基づいた個々の方法を尊重する」と答えました。また、連盟としても別のオンライン講座で出た価値ある意見は、強化にも取り入れる検討を提案しました。
それぞれ近況を報告するボクシング日本代表