パリ・オリンピック大会の開会式は7月26日であり、昨日で「あと1年」。本日27日はボクシング競技の初日まで「あと1年」となります。
およそ1万人のアスリートが参加するパリ大会の全32種目でも、最長期間のボクシング競技は閉会式前日の8月10日まで実施されます。会場は、テニスの全仏オープンにも用いられているローラン・ギャロスです。
パリ大会では、「完全な男女平等」のテーマに従い、ボクシングでも男子と女子の出場者が同数(124名ずつ)になります。トーナメントは男子が51kg級、57kg級、63.5kg級、71kg級、80kg級、92kg級、92kg超級の7つ、女子が50kg級、54kg級、57kg級、60kg級、66kg級、75kg級の6つです。
アジアでは、今年9月下旬からおこなわれる杭州アジア競技大会がボクシングの大陸予選を兼ね、その日本代表には下記が内定しています。
男子51kg級・坪井智也(自衛隊体育学校)
男子57kg級・原田周大(専修大学)
男子63.5kg級・秋山佑汰(自衛隊体育学校)
男子71kg級・岡澤セオン(株式会社INSPA)
男子80kg級・荒本一成(株式会社SEBE)
女子50kg級・並木月海(自衛隊体育学校)
女子54kg級・木下鈴花(株式会社クリエイティブサポート)
女子57kg級・吉澤颯希(日本体育大学)
女子60kg級・田口綾華(自衛隊体育学校)
女子66kg級・鬼頭茉衣(株式会社カネヨシ)
ヨーロッパでは、先日、ポーランドのクラクフで開催されたヨーロッパ競技大会が大陸予選を兼ねられました。政治的事情から、この大会に参加しなかったロシアとベラルーシは、アジア競技大会にゲスト参加できることがアジア・オリンピック委員会で合意されています。
開会式まであと1年の式典で、IOCのトーマス・バッハ会長は「戦争や紛争、分断のある不安定な世界だが、オリンピックは壁を作ってはいけない」とコメントし、オリンピックが平和の祭典であることを強調しました。