「プロボクシング史上最も偉大なサウスポー」など、多くの専門家から高い評価を受けるマニー・パッキャオ氏が、先日、母国フィリピンのオリンピック委員会に、パリ・オリンピック出場を希望したことが話題を集めました。
パッキャオ氏はプロボクシングにおける8階級の体重幅で活躍し、世界王座の6階級制覇を達成。スーパースター選手としての地位を確立しましたが、その活動前には、同国のナショナルチームに在籍した時期もありました。
出場資格としては、40歳の年齢上限を超えているため、少なくとも今月、オリンピック予選を兼ねておこなわれる杭州アジア競技大会では出場不可となります。オリンピックボクシングの年齢制限が変更されない限り、パッキャオ氏の公式戦出場はありません。
オリンピックでは、2016年のリオデジャネイロ大会以降、プロボクシング経験者の出場が解禁し、パッキャオ氏は38歳だった当時にも出場に意欲を示していました。
(2015年の男子世界選手権でフィリピンチームを激励した時のパッキャオ氏。右から3人目ⒸIBA)