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東南アジア大会】日本で強化されたシンガポール人選手も金メダルを狙う

2019-12-05 20:41:52

写真:聖火の最終走者は英雄マニー・パッキャオ氏と世界女子選手権王者ネッシ・ペテシオで、プロ・アマ新旧のボクサー・コンビが務めた。

 

 フィリピンのパサイ市では今月4日から9日にかけ、第30回東南アジア競技大会(先月30日開幕)のボクシング競技が開かれています。一般的に「東南アジア」の頭文字を取って“シーゲームズ(SEA Games)”の略称で呼ばれるこの大会は、地域限定のオリンピックと言えば、小規模を想像するかもしれませんが、東南アジア人たちにとってこの大会への集中度は、オリンピックも凌ぐことがあります。東南アジア最強のボクシング国家タイでさえ、世界選手権とこの大会の日程が重なると、基本的にこちらが優先されています。

 今大会では今年10月に個人で日本合宿を希望し、駒澤大学のボクシング寮に住み込んでいたモハメド・ハミド 選手(シンガポール)も出場し、リー・ウォン選手(マレーシア)を破って1回戦を突破しました。過去にもこの大会で2011年に銀メダル、2017年に銅メダルを獲得したことのあるモハド選手は、「今度こその金メダル」を目指し、東京オリンピックに向けて熱心に強化合宿を行っている日本での合宿を希望し、駒澤大学が受け入れました。

 


 同校ボクシング部の小山田裕二監督は、モハド選手について「リーグ戦でレギュラーを取れる実力まではないが、とにかく真面目で、その姿勢が部員の刺激、手本にもなっている」と好印象を持っていました。当初の予定より滞在期間を追加して再来日した際、モハド選手は同監督への感謝の気持ちとして、シンガポールのナショナルチーム・ジャージを贈ったそうです。
 2回戦では実力者ロゲン・ラドン選手(フィリピン)と対戦予定です。以前に馬場龍成(自衛隊体育学校)に敗れたことのあるフィリピンの強豪に勝つことで、モハド選手は合宿の成果を見せることができるでしょうか?

駒大の練習場にて

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