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豪雨災害】五輪代表・岡澤セオンの練習場も復旧の目処立たず

2020-07-08 15:56:40

岡澤セオン

 

 今回の記録的な豪雨災害では、東京オリンピック男子69kg級(ウェルター級)出場確定選手の岡澤セオン(鹿児島県体育協会)も練習拠点であった鹿児島県内のボクシングジム(Wild.b 鹿屋ボクシングジム)や自宅で大きな被害を受けました。選手本人から下記のように現状を確認しています。

 

――現状はいかがですか?

「結構大変です。ボクシングジムではグローブとランニングマシン、木の床が全部ダメ。押し寄せてきたのが川の水なので、強く臭って洗ってどうこうのレベルではないです」

 

――豪雨被害に直面した当時について。

「深夜に雨がうるさすぎて目が覚めて、シャッターを閉めてもう1度寝ようと思ったら、緊急速報アラートが携帯電話に鳴ったんです。命に関わる危険度って書いてあったので、外を見たら1階の駐車場がもう川になっていました。それですぐに“ジムがやばい!”と思ったんですけど、外が車のタイヤくらいまでもう浸かっていましたら、近くても移動できない。そうしたら、同じ鹿児島国体の関係で鹿屋に住んでいる大学の後輩から“車が壊れて、ライトの点滅とクラクションが停まらないです”って連絡が来て、とりあえず床上浸水が落ち着くまで待とうかって話し合いました。水が引くと今度は家の周りに石や砂や泥が残っていて、ジム会長の荒竹俊也から“ジムが悲惨な状況になっているはずなので、お手伝いをお願いすると思う”って連絡が来ました。ジムに行ってみたら、案の定…という感じです。水は市で除去してくれてるんですけど、砂と泥は残りますし、まだまだ時間がかかりそうです」

 

――今後に目処は立ちそうですか?

「不幸中の幸いというか、ボクシングは地面とリングがあれば練習できる競技なので、床を綺麗にして物を外に出せば、練習自体は来週中に始められると思います。ジム営業再開の目処はしばらく立ちませんけど、とりあえず外で。連盟を始め、いろんな方たちからお見舞いの電話が来て励みになりました。新型コロナから豪雨まで苦しいことが続きますけど、これを乗り越えて結果を出せば、その価値も増すと信じているので、被災された方々にも勇気を与えられるように、オリンピックでは全力を尽くして金メダルを取ります」

(写真:鹿屋市内のジムで掃除を続けている岡澤たち)

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