オリンピック・ボクシング界では、ヨーロッパ連盟(EUBC)が最初の大きな発信となり、その後も世界各地で熱心に行われているSNS投稿型のシャドーボクシングイベント。接触しなければ成立しないはずだったこの競技は「新型コロナウイルス感染拡大阻止」という世界的苦境を通じて、一か所に集まらなくても交流し合える現代的な簡易ゲームがあることを確かめられました。
6月15日から21日にかけても中東のパキスタンで『オープンシャドーボクシング&フィットネストーナメント』が国内選手を対象に行われており、45秒〜60秒のシャドーボクシングの投稿の他に、90秒〜120秒のフィットネス動画にハッシュタグ(#POSBFC #PBF)を付けて投稿すれば、採点対象になるのも特徴です。この大会は、満40歳以下(実際の選手の定年)を対象にしていますが、年齢に関しても大きな幅を持つことができるのが、シャドーボクシングコンテストの魅力の一つと言えます。
また、シャドーボクシングはこの競技に不可欠な練習メニューですが、選手によって自然と個性が表れます。下の動画は現・日本代表メンバーのシャドーボクシング特集です。