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東京五輪】米大陸予選も中止――開催地の新型コロナ被害悪化で

2021-04-16 12:23:29

 東京オリンピックのボクシング競技を管理するIOCのボクシング・タスクフォース(BTF)は、5月10日から16日に延期されていた東京オリンピックのアメリカ大陸予選を中止することを発表しました。BTFは今年2月に世界最終予選の中止を発表しています。
 この予選はアルゼンチンのブエノスアイレスで予定されていましたが、ここ数週間、同国内の新型コロナウイルス感染症問題が著しく悪化し、厳しい渡航制限と都市封鎖によって予選開催の危機が懸念されていました。
 スタッフを含めた80カ国の400名が集まれる会場を4週間以内に決めることも不可能と見なされ、BTFの渡辺守成座長は「難しい決断だったがブエノスアイレスを往復できなくなるリスクが許容範囲を超えた。東京オリンピックに向けた様々なものに確実性を与えるためだった」と中止を説明しました。
 アメリカ予選に用意されていた男子33選手・女子16選手の出場枠は、同予選にエントリーしていた選手にのみ資格があり、BTFランキングに基づいて割り当てられます。その後、世界最終予選の代わりにアメリカ大陸に用意された13枠が割り当てられます。
 なお、BTFは、中断されているヨーロッパ予選は、6月4日から8日までフランスのパリで再開されることも伝えました。

(キューバや米国も臨むはずだった予選が中止)

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