新型コロナウイルス問題により、現在、東京オリンピックへの予選プログラムはすべて停止しています。そんな中、アジア・オセアニア予選に出場し、1回戦でソン・スヨン選手(韓国)に敗れた女子75kg級・津端ありさ(写真=西埼玉中央病院)は「パンク危機」ともいわれる医療現場で戦い続けていることが、今日のスポーツ新聞でも紹介されました。(参照)
津端は、昨年度の全日本選手権でオリンピック階級を制覇したことで、本人も意識していなかった東京オリンピック代表候補に抜擢となり、今年1月から国内外で行われた強化合宿中も同僚の支えで仕事のシフトを調整してもらっていたと振り返ります。
新型コロナ問題で仕事量が急増した病院は多忙を極めているケースが多く、津端は「患者さんにはもちろんですが、勤務している方にもよかったら励ましの言葉をかけてあげて下さい」と言いました。
「アジア・オセアニア予選は怖さとワクワクが一緒にこみ上げて、吹っ切れるためにもとにかく最初からパンチを出していこうと思いました。でも新型コロナとの戦いにワクワクはないですので。しっかり警戒心を持って、最低限、毎日の体温チェックなどを心がけてください」(津端)