大会計画を危ぶませるのは、決して新型コロナウイルスだけではありません。先月末、東南アジアに甚大な被害を与えた台風18号の影響で、ベトナム中部で開催されていいた同国のスクールボーイズ(13歳、14歳)、ジュニア(15歳、16歳)、ユース(17歳、18歳)の国内選手権が、290試合を実施後に中断されました。「モラヴェ」と呼ばれるこの台風で、ベトナムとフィリピンは、130名以上の死者がすでに報告されています。
ベトナム・ボクシング界では、女子の強化がアジア有数だった他、今年3月に行われた東京オリンピックのアジア・オセアニア予選で、男子57kg級のグエン・バン・ドン選手(写真)が、男女通じて史上初の本戦出場を決めています。
同選手権大会は後日、トーナメントの途中から再開される予定とのことです。
(強打が持ち味のバン・ドン選手)