新型コロナウイルスの感染拡大阻止のため、ボクシング界でも大半の強豪国が国家代表合宿を中断させ、各自、自宅でのトレーニングを促していました。しかし、既報のイギリスに続いて、アメリカも伝統的なトレーニング施設である「コロラドスプリングス」でのボクシング合宿を再開させ、7月1日まで実施する予定です。合宿の主な目的は「東京オリンピック予選に向けた下半期のトレーニング準備」ですが、参加メンバーを細かくグループ分けすることで接触を減らす予定とのことです。
アメリカは現在もオリンピック史上最も多くのボクシング・メダルを獲得した国であり(金50・銀24・銅40)、今も2019年世界選手権・銀メダリストのキーショーン・デイビス選手(男子63kg級)や2018年世界選手権・銀メダリストのバージニア・フックス選手(女子51kg級)ら、オリンピック優勝を射程圏内に入れた逸材がチームに所属しています。
昨年には全日本チームも合流したコロラドスプリングス
元・五輪金メダリスト、オスカー・デラホーヤ氏からも指導を受けたフックス選手(右)