先日の男子世界選手権の際にウズベキスタン国内でおこなわれたIBA(国際ボクシング協会)の理事会では、女子世界選手権の次回大会が、来年にカザフスタンの首都アスタナで開催されることも決定しました。女子世界選手権は2021年大会が新型コロナウイルス感染症対策で翌年に延期開催され(イスタンブール大会)、今年3月にも開催されているので(ニューデリー大会)、事実上の3年連続開催となります。
男子世界選手権では、賞金額が前回大会の2倍に引き上げられました。金メダリストには20万米ドルが与えられ、銀メダリストにはその半額、銅メダリストにはさらにその半額の賞金が支給されます。同様に、次回の女子世界選手権でも賞金額が倍増し、金メダリストには20万ドル(約2800万円)、全12階級で合計480万ドル(約6.6億円)が用意される予定です。また、賞金の10%は所属チームのヘッドコーチに分配されます。
IBAは、IOC(国際オリンピック委員会)からボクシングを統括する公認団体から一時除外された状態ですが、これらの諸問題に関しては、7月にプーケット(タイ国内)で理事会を開いて議論することが決定。先にIOCには、ガバナンスの懸念事項に対する包括的な400ページの報告書を提出し、ウマール・クレムリョフIBA会長が「仮定ではなく事実に基づいた決定を期待している」とコメントしました。
アスタナでは2016年にも女子選手権が開催されました。
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