遮断される並木の前進…新たな課題を克服できるか
ロシア連邦のウランウデで開催されている第11回世界女子ボクシング選手権では、10日の準々決勝戦に日本の51kg級・並木月海(自衛隊体育学校)と57kg級・入江聖奈(日本体育大学)も出場しました。
国別のベスト8進出者の数は下記のとおりでした。
ロシア:8人
中国、米国:7人
インド:5人
トルコ、カザフスタン:4人
イタリア、中華台北、タイ:3人
ブルガリア、北朝鮮、イギリス、ドイツ、アイルランド、日本、モロッコ、オランダ、フィリピン、ウズベキスタン、ベトナム:2人
オーストラリア、ベラルーシ、ブラジル、カナダ、コロンビア、フィンランド、フランス、リトアニア、モンゴル、ポーランド、スコットランド、タジキスタン、ウェールズ:1人
前回、銅メダルを獲得した並木は前回の金メダリストだった Pang Chol Mi(北朝鮮)とここで対戦。懐に飛び込んでいく並木を Pang はパンチで遮断し、突破口を見出させてくれません。まったくスキの見えなかったわけではないものの、判定は4者が30対27、1者が30対26の採点で Pang のポイント勝ち。並木は2大会連続の表彰台入りを逃がしました。
入江は前回戦っている Nesthy Petecio(フィリピン)に、フェイントとジャブを忙しく仕掛けていきます。しかし Nesthy のパワーを警戒して詰めきれず、対する Nesthy も、アジア選手権で入江に敗れている影響もあるのか、お互いにためらいが見られます。両者とも明確な優勢をアピールできないまま終わり、判定は27対30、29対28、28対29、28対29、28対29の4-1で Nesthy 。入江の敗退で、日本勢は今大会のメダル獲得を逃しました。
メダル獲得数は次の結果となり、準決勝は現地時間の12日に行われます。
ロシア:6個
中国:5個
インド:4個
トルコ、米国:3個
イングランド、カザフスタン、中華台北:2個
ベラルーシ、ブラジル、カナダ、北朝鮮、フィンランド、フランス、イタリア、モロッコ、オランダ、フィリピン、タイ、ベトナム、ウェールズ:1個