標記のことについて,下記のとおり,ご報告いたします。
1 試合期間 平成30年8月24日(金)~9月1日(土)
2 開催国名 インドネシア(ジャカルタ) 時差:日本-2時間
3 派遣選手団
役 職 | 氏 名 | 備 考 |
監 督 | 樋山 茂 | AIBA3スターコーチ・JOCオリンピック強化スタッフ |
ヘッドコーチ | 高見 公明 | AIBA3スターコーチ・JOCオリンピック強化スタッフ |
コーチ | 梅下 新介 |
AIBA3スターコーチ・ JOCオリンピック強化スタッフ |
コーチ | 山本 浩二 | AIBA3スターコーチ・ JOCオリンピック強化スタッフ |
コーチ | 本 博国 |
AIBA1スターコーチ・ JOCオリンピック強化スタッフ |
階 級 | 氏 名 | 所 属 |
ライトフライ級
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坪井 智也
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自衛隊体育学校
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田中 亮明
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中京高校・教諭
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堤 駿斗
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東洋大学
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森坂 嵐
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東京農業大学
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成松 大介
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自衛隊体育学校
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ウェルター級 | 荒本 一成 | 日本大学 |
ミドル級 | 森脇 唯人 | 法政大学 |
和田 まどか
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福井県体育協会
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4 試合結果
8月24日 |
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階級 | 氏名 | 試合結果 | 対戦相手国 | ||
F級 | 田中 亮明 | ○ |
WP 5-0 |
● | インド |
L級 | 森坂 嵐 | ● |
WP 0-5 |
○ | トルクメニスタン |
8月25日 |
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階級 | 氏名 | 試合結果 | 対戦相手国 | ||
LF級 | 坪井 智也 | ○ |
WP 5-0 |
● | ブータン |
B 級 | 堤 駿斗 | ● |
WP 2-3 |
○ | モンゴル |
M 級 | 森脇 唯人 | ● |
WP 2-3 |
○ | タイ |
8月26日 |
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階級 | 氏名 | 試合結果 | 対戦相手国 | ||
F 級 | 田中 亮明 | ● |
WP 1-4 |
○ | モンゴル |
W 級 | 荒本 一成 | ● |
WP 0-5 |
○ | イラン |
女子F級 | 和田 まどか | ○ |
WP 4ー1 |
● | スリランカ |
8月27日 |
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階級 | 氏名 | 試合結果 | 対戦相手国 | ||
LF級 | 坪井 智也 | ● |
WP 2-3 |
○ | カザフスタン |
LW級 | 成松 大介 | ○ |
WP 5-0 |
● | インドネシア |
8月28日 |
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階級 | 氏名 | 試合結果 | 対戦相手国 | ||
LW級 |
成松 大介 ※メダル確定 |
○ |
WP 4-0 |
● | イラク |
女子LF級 | 和田まどか | ● |
RSC 2R |
○ | 北朝鮮 |
8月31日(準決勝) |
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階級 | 氏名 | 試合結果 | 対戦相手国 | ||
LW級 | 成松 大介 | ● |
WP 0-5 |
○ | ウズベキスタン |
成松選手は ライトウェルター級 銅メダルを獲得いたしました。
4 試合戦評
8月24日
階級 | 氏名 | 試合結果 | 対戦相手国 | ||
F級 | 田中 亮明 | ○ | WP 5-0 |
● | インド |
1ラウンド目
田中はラウンド開始からプレッシャーをかけ主導権を握ろうとする。相手は田中のプレッシャーと右リードに対し、思いっきりの良い右ストレートで対応する。ラウンド中盤、一進一退の攻防の中、相手は右ストレートを強打して来るが、田中は落ち着いて左ストレートのカウンターを打ち込むダウンを奪う。スピード、タイミング共に申し分のないパンチであった。ラウンド後半、田中の左右ストレート、右フックを有効に使い、有利に試合を進めた。田中のラウンドである。 2ラウンド目、 3ラウンド目 戦評:梅下新介 |
階級 | 氏名 | 試合結果 | 対戦相手国 | ||
L級 | 森坂 嵐 | ● | WP 0-5 |
○ | トルクメニスタン |
1R
お互いに様子を見る展開をとっていたが、徐々に森坂選手がプレスを掛けて行く。クリンヒットはないものの相手選手がロープを背にして打ち返したパンチがヒットする。 2R 3R 戦評:山本浩二 |
8月25日
階級 | 氏名 | 試合結果 | 対戦相手国 | ||
LF級 | 坪井 智也 | ○ | WP 5-0 |
● | ブータン |
1ラウンド目
開始早々、両選手、後手ストレートを打ち合う。両者ともヒットしなかったが、緊張感ある立ち上がりであった。1分過ぎからは、坪井の右ストレート、左ボディアッパー、更には右ショーストレート、右アッパーが相手の顎及びボディを捉える。また、坪井は、相手の左ストレートも確実に外して、的確な右ストレートを相手の顔面にヒットさせた。完全にパンチを見切って1ラウンド目を終了した。 2ラウンド目 3ラウンド 戦評:梅下新介 |
階級 | 氏名 | 試合結果 | 対戦相手国 | ||
B級 | 堤 駿斗 | ● | WP 2-3 |
○ | モンゴル |
1R
開始よりモンゴルの強引なまでの左右フックを冷静にかわし、リードを出して自分の距離からの右ストレートをヒットし主導権を取りこのラウンド堤選手。 2Rも同じ展開で堤選手のポイント。 3R前半にモンゴルの大ぶりの左ロングフックがインサイド気味に当たりスタンディングダウンをとられたが、その後は堤ペースの試合で勝ちを確信しましたがまさかの2対3でポイントで敗れました!相手のモンゴルもビックリして大喜びする位の判定でした。 戦評:樋山 茂 |
階級 | 氏名 | 試合結果 | 対戦相手国 | ||
M級 | 森脇 唯人 | ● | WP 2-3 |
○ | タ イ |
1R
開始よりリードを使って距離を取りながらペースを掴もうとするが、相手の強引なまでの突進に接近戦が多くなり本来の森脇選手の試合展開に持ち込めずはっきりとしたラウンドでは無く、どちらとも言えないラウンドになる。 2Rも同じ展開になり、なかなか森脇選手ペースが掴めず森脇選手のリードストレートかタイのアグレッシブなポイントか甲乙つけがたいラウンドになる。 3Rは、森脇選手のリードストレートーからの右ストレートが再三ヒットし、このラウンドは森脇選手のラウンド。 戦評:樋山 茂 |
8月26日
階級 | 氏名 | 試合結果 | 対戦相手国 | ||
F級 | 田中 亮明 | ● | WP 1-4 |
○ | モンゴル |
1R
開始は、お互いに相手の出方を見る展開となり、最初に仕掛けたのは相手選手。田中選手もすぐさま打ち返す。コーナーによったところで相手のストレートが田中選手の顔面にヒットする。この時受けたパンチで左目が霞んでしまう。 2R 3R 戦評:山本浩二 |
階級 | 氏名 | 試合結果 | 対戦相手国 | ||
W級 | 荒本 一成 | ● | WP 0-5 |
○ | イラン |
1R
荒本は、左のリードパンチから様子を伺い、相手も荒本の出方を伺い、相手から仕掛けて来た、ワンツーで入って来た所、荒本の左ロングフックで引っ掛ける 後半も相手が出て来る所への左ストレート、僅かだがこのラウンド荒本か。 2R 3R 戦評:高見公明 |
階級 | 氏名 | 試合結果 | 対戦相手国 | ||
女子F級 | 和田まどか | ○ | WP 4-1 |
● | スリランカ |
1R開始より左リードからプレスをかけて前へ出る和田選手に対して、左に回りながらジャブを出して距離を取り右を打ち込むチャンスを見ているスリランカ選手。
最初にペースを握ったのは和田選手で、スリランカ選手の右ストレートが来る所に左にサイドステップしての左ストレートがヒットする。 スリランカ選手も焦って左右の連打で打ち合ってくるも、和田選手の左ストレートからの右ロングフックがヒットする。 同じ展開で進み和田選手のペースでゴングを迎える。このラウンド和田選手のラウンド。 2Rも、スリランカ選手が前へ出てくる所を和田選手がショートパンチでカウンターストレートや右ロングフックでとらえる展開になる。 3R負けているのをセコンドから指摘され、開始と共に猛然と打ち合いを挑むスリランカ選手に対して和田も負けじと打ち合いに応じて乱打戦になる。 戦評:樋山 茂 |
8月27日
階級 | 氏名 | 試合結果 | 対戦相手国 | ||
LF級 | 坪井 智也 | ● | WP 2-3 |
○ | カザフスタン |
1
|
階級 | 氏名 | 試合結果 | 対戦相手国 | ||
LW級 | 成松 大介 | ○ | WP 5-0 |
● | インドネシア |
1ラウンド目、成松はオーソドックスタイルの相手に対し右ストレートで、様子を伺う。
相手は成松の攻撃に対し、右ストレートでカウンターをとろうとするが、成松のバックステップに阻まれ空をきる。 中盤辺りから、ボディーへの攻撃が繰り返しヒットし、あなたにに焦りがみられる。相手の苦し紛れの右ストレートをサイドによけて反撃するのがヒット。相手のパンチをほとんどもらわず終了。 2ラウンド目、1ラウンド同様な展開となるが、ビハインドを取り返そうと積極的に攻撃してくる相手に、成松は冷静に対応し、終了間際にはダウンと思われるヒットもスリップで処理された。このラウンドも確実に成松がポイントアウト。 3ラウンド目、着実にラウンドを消化したい成松は常に主体性を持ってラウンドを支配。このラウンドも、ほとんどパンチもらわず、カウンターを再三決めて終了した。 |
8月28日
階級 | 氏名 | 試合結果 | 対戦相手国 | ||
LW級 | 成松 大介 | ○ | WP 4-0 |
● | イラク |
1ラウンド目、長いリードパンチで仕掛けてくる。時々、相討ちだったりして、そのパンチを受ける場面が数回あった。成松も相手のストレートに対しかぶせて打ったり、左右の強烈なボディーアッパーを放ったりするが、相手も成松のガードの上から強いパンチを打ったり、左右のボディーアッパーを打ったり一進一退の状態だったが、主導権を持ってラウンドを消化した成松が、やや有利。
2ラウンド目、踏み込んでからのワンツーで、度々相手の顎があがる。完全に支配してる内容で進んでいたが、偶然のバッティングにより頭部をカット。出血もひどくストップとなった。 |
階級 | 氏名 | 試合結果 | 対戦相手国 | ||
LF級 | 和田まどか | ● | RSC 2R |
○ | 北朝鮮 |
1R
開始と共に両者リードからの主導権の取り合い。 最初に仕掛けて来たのは北朝鮮選手で、いきなりの右ストレートからのコンビネーション連打。 和田選手も、応戦するがどうしても後手に回る印象になる。 中盤になってやっと和田選手らしい、リードスジャブからの左ストレートカウンターをヒットさせるが、それでも前へ出て打ち合いに来る北朝鮮選手に和田選手も打ち合いを挑むが、パワーの差が出て押され気味の打ち合いになる。 後半両者押し合いになりレフリーからお互いにホールドの注意が入るが、それでも強引に押して来る北朝鮮選手になかなかペースが握れないままゴングを迎える。 このラウンド北朝鮮選手。 2R 戦評:樋山 茂 |
8月31日(準決勝)
階級 | 氏名 | 試合結果 | 対戦相手国 | ||
LW級 | 成松 大介 | ● | WP 0-5 |
○ | ウズベキスタン |
①
ライトウェルター級サウスポー成松選手対世界選手権大会銀メダリストオーソドックスのウズベキスタン戦 頭頂部の裂傷にもめげず、1Rから積極的に体を振って前へ出てウズベキスタンにプレスをかけながら2人が成松のポイントをつける内容。 2Rウズベキスタンが前へ出てプレスをかけながら出て来たので少しウズベキスタン有利の展開。 3Rも両者打ち合いの展開が多く、一人が成松選手に10点をつけてくれるが、やはりウズベキスタンのプレスが強く成松選手もなかなかペースを作れなかった。 しかし、怪我で出場が危ぶまれる中JOC中島ドクターの治療の甲斐有っての出場は成松選手の勝ちたいと言う気持ちと日本ボクシングの為にも出て試合をすると言う強い意識の賜物であると感じた。 28が29が3人と善戦したと思う! 関係者はじめ応援して頂いた全ての方にお礼と感謝を申し上げたい。 戦評:樋山 茂 ② 戦評:本 博国 |
5総合結果
銅メダル | 成松大介 |
自衛隊体育学校
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