(2019年 日本と台湾の合同NTC合宿から)
シャドーボクシングは場所を問わず、道具の準備もなく始められるので、非競技者の気分転換やストレス発散の効果も期待できる運動です。
一方で競技者にとっては引退まで不可欠な練習メニューであり、2004年アテネ・オリンピックの予選代表でプロボクシングでも活躍した内山高志氏は専門誌のインタビューで「強くなる工夫があれば、シャドーが必ず変化していくはずだけど、何年経っても変化しない選手が意外に多い」など、その重要性を厳しくコメントしたこともありました。
新型コロナウイルスの国内感染者が再び急増している現在、シャドーは「密」を避ける上でも、貴重であることは、競技者でなくとも納得いただけると思います。
また、先述のとおりさまざまな絶景で“サマになるボクシング・トレーニング”にもシャドーは挙げられ、例えば、4カ月ぶりにナショナルチームのトレーニングが再開された「幸せの国」ブータンでは、こんな異国情緒の漂うグラウンドで、シャドーボクシングが行われました(写真)。
コロナに負けず、「密」に気をつけながらボクシングを楽しみましょう!