IBA(旧AIBA=国際ボクシング協会)は、2016年リオデジャネイロ・オリンピック後に連携してきた国際検査機関(ITA)との関係を、3年間更新したことを発表しました。この合意によって、IBAによるすべてのドーピング防止活動はITAに委託され、世界アンチ・ドーピング機関(WADA)の基準に則って、主に国際大会で連携が行われます。
ボクシング競技は2016年リオ・オリンピックで、ドーピングについて強い指摘を受け、国によっては国家的な計画でこれが行われていたとして、メダル剥奪もありました。関係を遮断されたIOC(国際オリンピック委員会)からも、以前は解決すべき課題の1つに「ドーピング問題」が挙げられました。
IBAは今回も公式ウェブサイトなどで、IOCとの関係を2023年に復活させる一環として、今後の世界選手権でも、ドーピング防止に成果を出すことを宣言しています。